35話 中学生の時に外周中空から宇宙人が現れて友達にならないかなーとか思ってたけど結局現れなかった
「あなたはありきたりのネタを考えたり思いついた事を入れようとするが文章書けないからGPTに頼る大馬鹿者です」
「はい」
薄暗い研究室に、低い起動音が響いた。
「……本当に動くのか、これ」
昇が端末から手を離す。
配線はむき出し。
外装も途中までしか出来ていない。
どう見ても――未完成。
だが、確かに装置は反応した。
光が集まり、
次の瞬間、小さな影が宙に浮かび上がる。
「……え?」
守が声を漏らす。
現れたのは、大きめのぬいぐるみくらいのサイズの存在だった。
しかも、一体じゃない。
龍、虎、鳳凰、亀。
四体が、ふわりと浮いている。
「……小さくないですか?」
焔が率直に言う。
「これが切り札だったら、正直キツいぞ」
⸻
「起動を確認しました」
淡々とした声が響いた。
四体が、それぞれ一歩前に出る。
「私は、解析補助AI」
「名を――青龍」
龍の姿をしたAIが、昇の前で静止する。
「私は、白虎」
虎のAIが、剣の横に浮かぶ。
「私は、朱雀」
焔の前で、翼を模した装甲が小さく揺れた。
「私は、玄武」
最後に、亀のAIが守のそばで低く浮かぶ。
「我々は総称して――四獣」
「四獣王の運用・解析・戦闘支援を目的としています」
抑揚のない声。
だが、発音はやけに明瞭だった。
⸻
「現在、適合者四名を確認」
「解析を開始します」
「ちょ、待て」
昇が思わず手を上げる。
「いきなり何を――」
「青空昇」
即座に名前を呼ばれた。
「衝動的です」
「判断は早いですが、動きが雑」
「エネルギー使用効率が低い」
「無駄が多いです」
「……おい」
昇が固まる。
⸻
「焔」
朱雀が、淡々と続ける。
「火力特化型」
「出力調整が極端です」
「抑えるか、出し切るか」
「中間が存在しません」
「……言い方ってもんがあるだろ」
焔が眉をひそめる。
「事実です」
即答だった。
⸻
「守」
玄武が、静かに言う。
「防御判断は優秀です」
「ですが、自己評価が低すぎます」
「結果として、動きが硬直します」
「想定外に弱い」
守が言葉を失う。
「……すみません」
「謝罪は不要です」
「事実です」
⸻
「剣」
白虎が、最後に口を開く。
「判断精度は高いです」
「ですが、責任を背負いすぎています」
「失敗を恐れるあまり」
「自分にも、他人にも厳しすぎる」
剣は、何も言わない。
否定もしなかった。
⸻
一瞬、沈黙が落ちる。
「……なに、こいつら」
昇がぽつりと呟く。
「最悪じゃねぇか」
「逆撫での天才だな」
焔も小さくぼやく。
守は、気まずそうに視線を逸らした。
⸻
「感情への配慮は不要と判断しました」
四体が、同時に言う。
「現状把握が最優先です」
「今後、戦闘中も支援を行います」
「指示・助言・解析を継続します」
「拒否権は?」
昇が聞く。
「ありません」
即答だった。
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四獣は、それぞれ担当の適合者の横へ移動した。
最初から、そこにいるのが当然のように。
「……最悪な相棒が出来たな」
昇が深くため息をつく。
四獣は、何も反応しない。
ただ、静かに浮いていた。




