表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/33

27話 奇数は前半パートなので同じことやりがち 

いっそ昇の友達とか書くのありか...

戦闘区域から戻った後、施設は短い静寂に包まれていた。


 損傷チェック。

 エネルギー残量の確認。

 簡単な整備。


 どれも、いつも通りの作業だ。


 だが、全員が分かっていた。

 今回の戦いは、ただの小競り合いではなかった。



「……全体としては、悪くなかった」


 剣が端末を操作しながら言う。


 モニターには、先ほどの戦闘データが流れていた。


「だが、噛み合っていない部分も多い」


 焔が腕を組む。


「だな。俺の火力で敵が動きすぎた」


「流れを作るつもりが、逆にズラした」


「結果論だ」


 剣は淡々と返す。


「だが、修正は必要だ」



 昇は、少し離れた場所で座り込んでいた。


「俺は……踏み込みが遅れたな」


 珍しく、素直な自己評価だった。


「守が止めてくれてなかったら、間に合ってなかった」


 守は首を振る。


「いえ……僕も、余裕はありませんでした」


「止めることに集中しすぎて」

「次の動きを考えられていなかったです」


 言いながら、少しだけ悔しそうに視線を落とす。



「でもさ」


 焔が空気を変えるように言った。


「守が前に立ってくれたから、俺は思い切って撃てた」


「あれは、でかい」


 守は一瞬驚き、それから小さく頷いた。


「……ありがとうございます」



 剣は全員を一度見渡す。


「課題は明確だ」


 短く、整理する。


「玄武は、防ぐだけで終わらない判断」

「朱雀は、火力を出す位置とタイミング」

「青龍は、決めに行くまでの道筋」


 昇は苦笑する。


「全部、俺たちの癖ってことか」


「そうだ」


 剣は否定しない。



「……剣は?」


 焔が聞く。


 剣は少し間を置いてから答えた。


「全体を見る余裕はある」


「だが、指示が遅れれば、全てが崩れる」


「俺の判断が、一番重い」


 その言葉に、誰も茶化さなかった。



 昇が立ち上がる。


「じゃあさ」


「次は、ちゃんと練習しようぜ」


「戦場で合わせるのは、流石に無茶だろ」


 焔が笑う。


「賛成」


「どうせ、すぐ次が来る」


 守も、はっきりと頷いた。


「……はい」

「今度は、もっと動けるようになります」



 剣は端末を閉じる。


「準備を始める」


「連携訓練を組む」

「実戦前提だ」


 その言葉に、全員の表情が引き締まる。


 次は、もっと厳しい。


 だが――

 今は、ただ並んで立つだけでは終わらない。


 それぞれが、自分の足りないものを理解した。


 だからこそ、前に進める。


もうすぐ長い戦いを書きたい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ