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ウィル・フィルとマリア先生  作者: 茶々アルト
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そのよん マリア19歳 悪ガキレオ


私の可愛い天使たち。


その中でも一番の悪ガキがレオだった。


「俺は海の王になる!」


どこかの国にいた麦わら帽子みたいに宣言していた悪ガキだ。


麦わらと違い、だったひとりで天候をよみ、魚を捌き、船を駆る。


ーわずか5歳にして海竜王の息子をしとめた海の天才児。


そう、レオは生まれもっての海の申し子だった。


その天候をよむ力は私のはるか上をゆき、なぜか15歳でリオンの姫の婚約者となった幼馴染みのウィルに王様が出した課題、海賊王シールド・メジャーの秘宝をあっさりと探しだした。


私や学者たちが古代史を読んで予測した場所とはまったく違う場所で。


まさか、レオの祖先が秘宝を削って船のイカリにしていたなんて思いもしなかった。


とんでもない黄金もアークレッドの民にしてみれば、食べれないから意味ないらしい。


アークレッドに住んで12年。


まだまだ驚かされ、私は常識は覆される。


「マリア先生!とれたてのホンシロマグロの刺身持ってきたぜ」


今日も私の可愛い天使は、日焼けした黒い顔に真っ白な歯をニカッと見せて私を餌付けする。


ー決して魚をくれるから天使と呼んでいるわけではない。

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