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ウィル・フィルとマリア先生  作者: 茶々アルト
12/15

そのじゅうに マリア 27歳 トライアスロンやってみた


可愛い可愛い私の天使。


最近、頻繁に帰国してるコンタと今日も飲み明かす。


可愛い可愛い私の天使。


リーナのお説教も肴で美味しいわ。


あら、リーナ。


酔っ払いの相手に少しお疲れ様さまね。


えっ?宿題の量が多い?


そうかしら?リオンの老害でも半日で解ける問題集よ。


難しいわけじゃなく、量なのね。


涼しくなって来たから身体を動かしたいと、可愛い可愛い私の天使、リーナとセレナが訴える。


それならば、村をーじゃなくてアークレッドぜんぶを使ってマラソン大会。


えっ?馬に乗って3時間の道のりをマラソンは無理?


大丈夫、私は最近忘れてたけれど大天才。


自転車なるものを作りましたよ、独学で。


そうしたらみつけたの。


脳筋大陸にある脳筋の国のトライアスロンってやつ?


せっかく、海も山もあるこの村ーじゃなくアークレッド…最近言い直すのも面倒になってきたわ。

もう村でもいいかしら?


でも、アークレッドはアークレッド。


世界一小さくてもやっぱり国だわ。


大国リオンに一部なんて見方もあるけど、それはなんか嫌だわ。


まあ、他国の皇女である私が言うのもなんだけど。


話を戻すわ。


可愛い可愛い私の天使達。


文句を言いながらも半日で国境から国境に来たわ。


さすがは私の可愛い可愛い天使たち。


ー発明した私も、手伝ってくれたコンタも乗りこなせなかった自転車を、ひと目見るなり乗りこなしたわよ。


相変わらずの天使達。


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