29話:バルセロナ3
また敷地面積の6分の1しか建物を建ててはいけないとか勝手に木を伐採してはいけないなど、多くの規制があり結局は現在学校になっているグエル伯爵家と現在博物館であるガウディの家の他は、ほとんど売れず、2人の英国風庭園式住宅の夢は1914年に断念された。そう言う訳で、結局住宅は売れ残り、また市民戦争の影響で建設工事が中断し、結果として未完のまま1922年、市に買い取られて市民公園になった。
その後、1884年はアントニオ・ガウディ作品群として世界遺産に登録されました。着工から百年以上が経過しても今なお建設途中という珍しい世界遺産「サグラダ・ファミリア」。2005年にユネスコの世界遺産に登録されたが、当然、その当時サグラダ・ファミリアはまだまだ未完成。かろうじて完成している建物のみという部分的な世界遺産登録は世界でも異例と話題になりました。なぜそんなに建設に時間がかかるのか、誰もが不思議に思うところです。
しかし元々サグラダ・ファミリアの全貌は設計者であるガウディの頭の中にしかなかったとも言われていた。頼りにできるのはたった1枚のスケッチのみ。ガウディ亡き後弟子たちがこしらえた数々の資料もスペイン内戦で焼失してしまうという事故に見舞われた。そのため常に手探り状態で建設を進めるしかなかったようです。思うように建設が進まないことで着工から既に長い年月が経過しているサグラダ・ファミリアは新しい部分を作ると同時に完成部分の補修もしなければならなくなった。
そう言う訳で完成には実に300年以上を要するとも言われてた。みなさんの中には自分が生きている間にサグラダ・ファミリアの完成を見ることはないのだろうなぁと漠然と思っていた人も多いかもしれません。それがなんと着工からおよそ150年、つまり当初の半分の工期で完成する予定であることが発表されたので、当然世間はどよめいた。さらに2026年完成予定と発表された完成予想図の動画は我々の想像をはるかに上回るもので、世界中から二度どよめきの声が上がりました。
「サグラダ・ファミリア」工期短縮の理由、まず、一体どうしてそんなに早く完成を見込めるようになったのか、気になるところです。その理由には大きく二つあり、一つ目はさきほどサグラダ・ファミリアの工事がなかなか進まない理由としても挙げた建設方針の手探り状態が近年のIT技術を駆使することで、だいぶ、わかったことにあります。コンピュータのない時代には模造実験のための模型も手作業で作らなくてはなりませんでした。
しかし、現在では3Dプリンターやコンピュータによる設計技術も進んでいるため、進捗はかなりスムーズになっています。二つ目はサグラダ・ファミリアを建設する予算が観光客増加によって潤沢になったから、というのもサグラダ・ファミリアを語る上で欠かせないポイント。
サグラダ・ファミリアは贖罪教会という特性から、その建設予算は人々の寄附によってまかなわれてきました。かつては工事費の不足により建設が遅れてしまっていた側面も大きかった。完成予想図がすごい「サグラダ・ファミリア」2026年堂々完成が発表されたサグラダ・ファミリア。2026年というのはガウディの没後100年にあたる記念の年でもある。スペインが世界に誇る建築家、アントニ・ガウディの最高傑作である。




