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魔神の星よ!永遠なれ!
それからのち、星ピューマは投手として活躍。
「なあ、ピューマ。
あのドームって投手の、「消える魔球」ってなんだ?」
「ノモさん。
簡単ですよ。
オレ、見てました。
あいつが投げると、一か所だけ、他の場所より景色が歪んで見えるんですよ。」
「は?
それって・・・」
「確か、モノを消えたように見せる方法として、軍でも「光学迷彩魔法」が考えられているようですよ。」
「って・・・
それって、インチキじゃねえか!」
対戦チームである、「ワッキー・ギガース」のベンチ・・・
「メロウィンちゃん!
また、やったよぉ~」
ドームは、控えのチームメンバー・女性投手のメロウィンに抱き着く。
彼女は、人兎の強力なバネを持つ投手である。
「でも、気を付けてドーム。
あのピューマって投手・・・
ずっと、ボールが消える瞬間を見てたよ!」
「キティルハルムのミリアム陛下の論文・・・
凄かったからなあ・・・」
ただ、彼女は「使える」と言っていただけである。
この試合を始めとして、星ピューマは多くの試合で実績を残し、投手としてだけではなく名参謀役として「コメウリデーモンズ」・・・
魔神軍を幾多の優勝に導いた。