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佐藤君は無能力  作者: 三鷹 功
3/10

盃がないけん、これで腕切って血すすらんかい。

みなさんおはようございます、先ずは読んで頂き有難うございます。

任侠映画ってやっぱり漢の生き様ですよね。

だからと言って渡世人になりたいとは思いませんが・・・

どちらかと言うと子供の頃は寅さんに憧れて居た少年時代でした。

「おい犬!」


「へい旦那!」


「今日の飯はなんだ?」


「へい!今日は蝙蝠の唐揚げでございます」


「ほぅ、で?それは食えるのか?」


「美味でございやす」



朝食を食べながら佐藤は考えていた。

どう考えても俺にスキルがないのはおかしい。

清が神になるなら俺は・・・やべぇ!その上ないじゃん。


しいて言うなれば天地開闢以前の宇宙神辺りだろう。

うん、そうだ宇宙へ行こう!


「おい佐藤!妄想してないで考えろ」


上からキヨシ、果てしなく嬉しくない。


「それになんで俺の犬がお前に従ってんだよ!」


「おいそれは誤解だ清、犬ってのは賢いんだ」


「・・どうゆう意味だよ?」


「まぁ、実力でこの俺が一番強いって理解しちゃってるんですわ」


そう、俺は強い!

なにせ俺の下僕たる犬が毎日ここいらの魔物を数万規模で滅ぼしているのだ。

その犬を従えている俺は最強!


証明完了。


「そんなこと言っといていいのか?本当に?」


「現に俺に従ってるんだからいいじゃん」


「はぁ・・・」


そんな風に清とじゃれ合っていたが、そうも言っていられない事態が発生していた。

その事を先程から考えていたが一向に解決しない、これはとても由々しき事態である。


その問題とは・・・


「城に戻れねぇええええ!!」


「通称迷子な」


そうなのだ俺たちは迷子なのだ。

犬に道を聞いても分からない、迷子の迷子の子猫ちゃんが聞いてるんだぞ!

分かってろやぁああああ!!


「まずい、こんなことをしている間に花音ちゃんが、いかがわしいことに!」


「いやーそれはないと思うぞ?」


「清!何言ってるんだ?あんなに超絶完璧究極エクストリーム美少女の花音ちゃんをありとあらゆる生物がほっとくわけないだろ!」


「前から思ってたんだが、花音ちゃんのどこに惚れたんだよ?」


「え?顔」


「こいつ、清々しいほどのクズだな」


なんか馬鹿がほざいてるが、俺の耳は高性能なので自分に当てはまらない発言は自動シャットアウトされるのだ。

・・・というか。


「おい清、お前どうやって俺の居場所分かったんだよ?」


「え?あぁ俺『神の目』使えっから」


「なんだ?その神の目って?」


「まぁ簡単にいうと自分の知りたい人の場所が瞬時に分かるって能力」



・・


・・・


・・・・


「お前!それ使えやぁああ!!」


「そういえばそうだったわ、すまんすまんw」


「笑い事じゃねぇんだよ!」


「めんごめんご」


「おういいから早よ使え!ハリーハリーHARRY」


「分かった、んーー『神の目!』」


「うわ!清の目こわ!そしてキモ!」


「うるせぇ!集中が切れる!」


神の目を清が発動して数秒後。


「お?分かったぞ」


「おぉ凄い神の目!キモいけど」


「どうやらまだ城の中にいるみたいだ」


「おぉ良かった花音ちゃんは無事なんだな!」


「無事だというよりクラスみんなまだ城の中だ」


「良かった・・・沙耶ちゃんも無事か、世界遺産を失うところだった」


「・・・なぁ佐藤?言っていいか?」


「なんだ?勿体ぶってないで言えよ?」


「えっとさぁ、俺も今神の目使って分かったんだけど」


「うん?うんどうした?」


「城の名前『魔王城』って書いてあんだけど、これって本当?」


「あ、ここ地獄っすよ、だからおいらが地獄の入り口守ってたんで!(キリッ!)」


二人は目を見つめ合う・・・いやーそれはないわぁ。

うん・・・この展開は読めなかった。

って事はだよ、あの召喚された時のジジイは。



「「魔王じゃねーか!!!」」



やべぇ!花音ちゃんの命が危ない!


「因みに魔王様は洗脳魔法が得意でして、いやーあの魔法は相手の意思とか関係無く自分の手駒にしちまいますからね、くわばらくわばら」



絶対洗脳受けてんじゃん!!これってねぇ?なんてエロゲ?

こんな所で魔獣絶滅させてる場合じゃねぇ!!突貫すんぞ!!


「犬!!飛べ!!」


「いや旦那無理っすよ!」


「あ、俺瞬間移動使えるわ」


「でかした清!魔王城へ突っ込むぞお前ら!」


「待ってくだせぇ、おいらは仮にも魔王の手下、しかも洗脳を受けてるんでやす」


「そうか・・・仕方ないお前にはここで死んでもらう!」


「いやいやいや!早い!決断が早い!もっと落ち着いて!」


「大丈夫だ佐藤、おい!犬!お前の洗脳〜洗脳〜どっかに飛んでけ〜♪」


「いや子供の怪我じゃないですし、そんな事で消えるはずが・・・」


神《清》の要請によりケルベロスにかかっていた洗脳魔法が解除されました。


「えええええ!!!」


「もはや何でもありだな!」


「おい!ぼさっとしてねぇでさっさと魔王城に乗り込むぞ!」


「旦那たち待ってくだせぇ、俺の長年の苦しみをこうもあっさり消されるとなんか・・・こうなんだろう、あれ?なんか涙出てきた」


神《清》にケルベロスの好感度が100に到達しました

犬とケッコンカッコカリしますか?


「する訳ねぇえだろ!」


はい、かしこまりました神《清》からの承認を認証しました。

これよりケルベロスには二つの選択肢があります。

進化しますか?それとも神化しますか?


「俺の発言無視!?」


「獣神化で!」


「おい佐藤何勝手に別の選択肢選んでんだ!」


獣神化かしこまりました、それではこれより獣神化を開始します。

ピピピ・・・獣神化完了しました。

これよりケルベロスはティンダロスに獣神化しました。


「獣神化あるんかい!」


そういうと目の前のケルベロスがもう、なんか禍々しいと言うか絶対仲間にしちゃいけない感じに進化した。


「兄貴達、このご恩は忘れねぇです」


「「お・・・おう」」


「それじゃあ一丁兄貴達の女救いに俺もお供させてくだせぇ」


「「oh・・・おう」」


「全くこの世にゃ渡世も仁義もありゃせんぜ、きっちり落とし前つけさせて頂きやしょう!」



この時佐藤と清の心は一緒だった。




お前誰だよ!



ケルベロスは最早犬ではなく、どっかの任侠映画に出てきそうな厳ついヤクザへと変わり果てていた。





能力紹介


名称:ディンダロス

種族:人間(覚醒者)

称号:兄貴の舎弟

スキル:火魔法、獄炎魔法、身体強化、毒牙、鉄砲、入れ墨、義理と人情

今の時代だともうチンピラと呼んだほうがいいのかもしれませんね。

金とタバコと女、そんな深い闇の中を彷徨い歩く無法者たち。

あぁ、なんてかっこいいんだろうお願い抱いて!

と趣味全開に走り出して居ます。




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