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ある日突然大悪魔?!  作者: 彩霞
第8章 再び学校の日々
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その76 「聞いてないんやけど」

1日がもっと長ければ、お話を考える時間も増やせるのに…

え、寝る時間が増えるだけだって?

その通りかもしれません…

「やっほー」


いつものように真っ暗なところでルーちゃんが出迎えてくれた。


「また何かあったん?」

「何かって……ひなちゃん気付かなかったの?」

「何が?」


あれ、ルーちゃんの表情が渋い……


「もー、転入生来たよね?」

「あ、うん来たよ」

「……ひなちゃん、忘れてる?」

「忘れてるって何が?」

「えーーー?!

 転入生で天使の子が来るって言ったじゃない!」


転入生で天使?……初耳な気がするんやけど。


「それって、球技大会の時に言ってた人やなくて?」

「ほんとに忘れてるんだ……ちょっと重症じゃない?

 休み中に、フォルに呼び出されて学校行ったじゃない!」

「あの時のこと、ウチ結局聞いてへんねんけど……」


そう、聞こう聞こうって思ってたんやけど、結局機会がなかったんよね……って、ルーちゃんの口が開いてる。


「ルーちゃん?」

「あたし……言ってなかったっけ?」

「うん、多分。

 聞いた覚えはあらへんし」

「きゃーーーーーーー!!

 ごめーーーーーーーん!!」


うわー、わたわたしてるルーちゃん、ちょっとかわいいけどドジっ娘っぷりを発揮してるフォルさんにちょっと似てるかも。


「とにかく落ちついて教えて?」

「あうー……

 ほんとにごめんね……

 喋ったつもりになってたよ……」


あらら、何だか随分落ち込んでしもたわ。そんなルーちゃんを見てたら自然と頭をよしよししてしまってたけど、よく考えたらこれって結構エラいことしてるんかも。


「うー……」

「今教えてもらったら全然問題ないやん?

 だから、ね?」

「うん……」


落ち込みつつも、とにかくルーちゃんが教えてくれたことによると、白羽さんは天使が人の姿を取っている状態みたいで、ウチとは違って基になった人ってのはおらへんみたい。


「それにしても、ミカエルのやつ、何だって女の子になったのかなあ……」

「……え゛?!」


ウチの聞き間違いやなかったら、今、ミカエルって聞こえた気がするんやけど……


「どしたの?」

「えと……聞き間違いやと思うねんけど、今ミカエルって言ったなんてことは……」

「うん、そうだよ。

 もー、あいつが出張ってくるとろくなことがないんだよねー。

 ひなちゃん知ってる?

 あたしも何度かしてやられてるし、ほんっとやなヤツなの!」


あわわ……ミカエルって一番偉い天使やなかったっけ?!何でそんな人が……いや、天使やったけど……転入してきたんよ?!


「目的はわかんないんだけど、あんまりおもしろいことにはなりそうにないから、ひなちゃんにも注意しておいてもらいたいなって……

 どしたの?口をぱくぱくしちゃって」

「な、な、何で今考えてることが……」

「その顔見ればわかるって。

 それにあたしとひなちゃんは一心同体なんだから。

 とにかく何か変だって思ったらフォルに相談するようにして」

「う、うん……」


何か大事になってる気がするんやけど……大丈夫かな……ホンマに。


「それにしても、あいつが来てるってことは、他のも来てそうなんだよね……

 ほんっとめんどくさーい!」

「あは、ははは……」


めんどくさいで片付けてしまうルーちゃん、やっぱりすごいんやわ……


「とりあえずそれを伝えたかったのが目的だったの」

「うん、了解。

 でも具体的にどうやって注意したらいいん?」

「んー、どうやったらいいのかな?

 こんな状況初めてだから、あたしもよくわかんないや。

 でも、お互いに人だから、直接的な行為っていうのはないと思うの、約束してるし」

「約束?

 悪魔と天使も約束なんてするん?」

「うん、盟約って言って、お互いに最優先で守る約束。

 これを破ると、破った方がすっごい不利になるようなペナルティがあるからね」


ふーん……きっちり守れるなんて、どっかの惑星の国同士よりよっぽど理性的やわ。


「普段はあたしもあんまり外のことはっきりとわかんないし、気になることがあったら積極的に呼んでくれた方がいいかも。

 たぶん、みんながいるようなところで話に上がるとは思わないけど、できるだけ2人きりになるような状況は避けた方がいい、かもしれない、のかな……」

「んー、結局よくわかんない?」

「うん、ごめんね」

「そっか、とにかく気を付けるようにしてみるわ」

「ん、ごめんね、変なことになっちゃって」

「別にルーちゃんのせいやないやん?」


ウチの返事に、ルーちゃんはちょっとだけ笑って返したけど、はっきりとは答えてくれへんかった。でももしルーちゃんのせいやったとしても、ルーちゃんが悪いわけやないんやから、気にすることないと思うんやけどね。


「あとは……」

「あ、他にも何かあるん?」

「ひなちゃん、枚岡くんって子のこと、好き?」

「え……ええええええ?!」

「あ、真っ赤っか。

 トマトみたいだよ♪」

「ルーちゃんっ!!」

「えへへ、じゃあたしはこれで。

 バイバーイ!」


ゆ、夢の中やのに、顔が火照ってる気がする……

っていうか、筒抜け……?!


……

…………

………………

きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

そういえば七夕ですね。

七夕の話って、改めてしっかり聞くと、どうしようもない2人と、結局娘に折れたパパさん(天帝)って感じなんですよね…

見方が歪んでるかな…

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