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ある日突然大悪魔?!  作者: 彩霞
第5章 球技大会
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その37 「種目は何にしよう?」

ようやく新章です。

アップできなかった日にも来ていただいている方がいらっしゃって嬉しいやら申し訳ないやら…

とにかくがんばります!

「昨日の体育委員会で、球技大会の種目が決定しました」


中間考査が終わってすぐのある日の学活で、そんな話が出てきた。煌陵学園では、春と冬に球技大会があって、秋は中等部と高等部の合同体育祭があるという、何ともアクティブな行事予定なんよね。もちろん文化祭なんかもあるわけやけど。


「ひな、どうする?」

「どうしよう……どれも難しそうやけど……」


今回の種目は男女別でドッジボールとバスケットボール、それに女子のバレーボールと男子のサッカー、やねんけど、正直この身長でバスケは無理やと思う。となるとドッジかバレー……?どっちもあんまり得意やないけど、ドッジなら当たったら終わりやし……


「ウチ、この身長やしバスケは無理やから、ドッジかな?」

「そっか。

 アタシもひなと同じにしようかな?」

「せっかくだからサクちゃんが得意なのでいいよ?」

「うーん……」


あらら、本格的に悩んでるわ。ところで、サクちゃんとばっかり話してるのには理由があって、中間考査の後に席替えがあって、葉月ちゃんとちょっと離れてしもたんよね……休み時間の度に来てくれるんやけど。


「エントリーのルールは、クラブに所属している人は、クラブの種目にはエントリーしてはいけないのと、人数の制限があるということです」


その説明に、クラスがどよめいた。確かにクラブの人やと段違いの実力があったりするんやろね。まあ、ウチはクラブ入ってへんし、問題ないわ。


「あとは男女に分かれてそれぞれ体育委員を中心に決めたいと思います」


男女に分かれて、体育委員を中心に輪になって集まると、早速誰かが意見を出した。


「まずサクに出る種目決めてもらわない?」

「そうよね、サクが出る種目は勝ち進む可能性高いと思うし」

「ねえサク、私たちクラブで出られないからバレーにでてよ!」

「ずるい!それならバスケに!!」


わぉ、サクちゃん大人気だ。でもスポーツテストでも学年トップクラスで、なのにクラブに未所属っていう、今回の行事にまさに打ってつけの人材やもんね。


「でもなー……」

「サクなら絶対大丈夫よ!」

「そうよ、サクじゃないとダメだわっ!」


みんなの推薦の声に、たははと笑いながら頭を掻くサクちゃん。しばらく考えてたけど、みんなが見つめるのに負けたのか「じゃ、バレーで!」って力強く答えた。そしたらもう女子の輪は拍手大喝采。あっという間に残りのバレーメンバーも決まって、「絶対優勝だっ!!」なんて盛り上がってる。


「あとはバスケとドッジだけど……バスケはやっぱり経験者や背の高い人の方がいいよね?」


っていう意見で、背の高いメンバーで揃えられた。何故か選ばれた葉月ちゃんが「自分の背が恨めしい……」って呟いてたけど。もちろんウチは外れたから、自動的に残ったドッジになった。サクちゃんや葉月ちゃんと違う種目なんはちょっと残念やけど、逆に応援には行けるからそれもOKやんね!

女子が決まるころには、男子もほぼ決まってたみたい。


「よーし、決まったな。

 それじゃあとは好きにしていいぞ。

 チャイムが鳴るまでは教室から出ないように」


それまで教室の端の椅子で腕を組んで俯いて……多分寝てたっぽい新さんが立ち上がって、そういって教室を出て行ってしまった。ほんとにあれで職務を果たせてるんかなぁって思う。


「はぁ……わたしもドッジボールがよかったのに……」

「あ、葉月ちゃん。

 バスケ苦手なの?」

「どっちかっていうと得意だよな?」

「別にバスケが嫌ってわけではないわ。

 でもね、ひなちゃんがドッジボールでしょ」


サクちゃんが意外だって感じで葉月ちゃんに聞いたら、こんな答えが返ってきて何故か2人にため息をつかれた。そんなに揃ってため息つくようなことでもないと思うんやけど。


「ひな、当てられたら吹っ飛びそうだもんな……」

「いくらなんでもそんなに酷くないよっ?!」

「でもどう考えてもそうなんだもの……」


葉月ちゃんまでそんなこと言うなんて……ウチ、どんだけひ弱やと思われてるんやろ……


「アタシもひなを守るためにドッジにしておくべきだったなー」


サクちゃんがぽふぽふとウチの頭を撫でながら、深刻そうに言うもんやから何かだんだん不安になってきたやん。ウチとしては最初に軽く当たってあとは外野って思ってたのに。


「サク、大丈夫よ。

 天宮さんは私たちが守るから!」

「ひえっ?!」


いつの間にか近くに来ていたドッジのメンバーの1人が、ウチらに声を掛けてきた。


「そうよ、ボールに掠りさえさせないわっ!」

「任せといてっ!」


周りにいたメンバーも何かめっちゃ盛り上がってるし。


「あー、こりゃ大丈夫だったかな」

「そうね……バスケ部とバレー部がこっちに集まってたのね……」

「「「運動部の誇りにかけて!!」」」


何故かめっちゃ揃ってるメンバーのみんなのテンションにちょっと圧倒されてしまったけど、こうなると簡単に当たって終わりはなさそうな気がしてきた……

後書きにちょっとした掛け合いを持ってきた話をいくつかアップさせていただきましたが、ああいうのってどうなんでしょうか…

あんまりよくないのであれば本編の方に取り込んでいくようにしようかと思います。

よかったらご意見ください!

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