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ソプラノ  作者: BAGO
エネルジコ
69/1013

エネルジコ(5)

[セフィル]:「ちょっと考えてみるだけいいじゃないか? 頭の中を空にして、一番最初に浮かんだ人物」

[吹雪]:「それは、あの4人限定ですか?」

[セフィル]:「うん、モチロンだ」

[吹雪]:「…………」

[セフィル]:「さあ、シンキングタイムを与えよう」

[吹雪]:「はあ、はあ……」

[セフィル]:「おい吹雪、息が荒れてるぞ?」

[吹雪]:「そりゃそうでしょう? 今、走ってるんですよ? それに、ペース上がってるんですよ」

[セフィル]:「ああ、そういえばそうだな」

[吹雪]:「いや、有り得ないでしょう? それは」

[セフィル]:「まあ、しばらく口を挟まないからしばし考えてみるといい」

[吹雪]:「絶対なんですか? それは」

[セフィル]:「しなかったら停学にでもするか?」

[吹雪]:「重すぎますよ、それは……」

[セフィル]:「じゃあ、するしかないだろう」

何故そこまで強要するのか……。最初に浮かんだ人物、か。


                 ・舞羽

                 ・聖奈美

                 ・繭子

                 ・カホラ先輩



[セフィル]:「浮かんだか?」

[吹雪]:「まあ。でも、言うのは勘弁してください、恥ずかしいですから」

[セフィル]:「仕方ない、そこは汲み取ってあげるとしよう」

[吹雪]:「ありがとうございます」

[セフィル]:「……で? 気になってる人は?」

[吹雪]:「随分古典的なギャグですね……」

[セフィル]:「昔はウケていたんだがな、こういう典型的なものは」

[吹雪]:「あはは……」

[セフィル]:「さて、ここからは真面目に走るとしようか。息も上がってきてるみたいだしな」

学園長の会話に応じてたからなんだが、それは言うべきじゃないだろう。

[セフィル]:「よし、ペースアップだ」

[吹雪]:「は、はい……」

俺は意識してピッチを上げた。

……………………。

…………。

……。


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