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ソプラノ  作者: BAGO
ラルゴ
64/1013

ラルゴ(11)

[場所:第四音楽室]


[カホラ]:「それにしても、この譜面難しいですね」

[吹雪]:「そうね、私も同意だわ」

素人が見ても分かる。この楽譜にはたくさんの音符が五線紙の上で踊っていて、尚且つ複雑な和音によって構成されている。子供の頃に音楽の授業で習った譜面とは訳が違っている。

[吹雪]:「よく弾けるなって思いますよ、本当に」

[カホラ]:「本物のピアニストだったらスラスラと弾けるんでしょうけど、あまりカジったことのない私から見たら、とっても難易度が高いわね」

[吹雪]:「こんなこと言ったらダメなんでしょうけど、俺、ピアニストに選ばれなくてよかったです」

[カホラ]:「ふふ。でも、吹雪の役割はピアニストと同じく大切な役割だから、気を抜いちゃダメよ?」

[吹雪]:「はい、全力で取り組みます」

[カホラ]:「じゃあ、始めましょう。二枚目の三小節目からだったかしら?」

[吹雪]:「そうですね、さっきはここまで弾きましたから」

[カホラ]:「了解、じゃあよろしくお願いします」

[吹雪]:「はい、こちらこそ」

俺たちは譜面に向き合った。


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