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ソプラノ  作者: BAGO
ラルゴ
62/1013

ラルゴ(9)


・第四音楽室

 

 [場所:第四音楽室]


[カホラ]:「…………」

[吹雪]:「…………」

横で流れる先輩のピアノの音色。まだ少々ぎこちないが、それでも着実に進んでいく。

[カホラ]:「あ、ここはそのままシャープでいくのね」

そう言ってその和音を奏でてみる。

[カホラ]:「やっぱりこっちね」

[吹雪]:「そうですね」

[カホラ]:「よし、じゃあ進みましょう」

先輩はまた五線紙の音符を弾き進めていく。

……………………。

[カホラ]:「ふー、とりあえず一区切りかしら」

[吹雪]:「お疲れさまです、先輩」

[カホラ]:「どうだった? 横で聴いてみた感想は?」

[吹雪]:「先輩の努力が実ってきたように見えますね。いいペースで進んでるんじゃないですか?」

[カホラ]:「本当? 嘘ついてないわね?」

[吹雪]:「今嘘ついても何もメリットないじゃないですか」

[カホラ]:「信じていいのね? じゃあ」

[吹雪]:「はい」

[カホラ]:「ふふ、ありがと」

先輩はウインクして返した。

[カホラ]:「ちょっと休憩入れましょうか。ちょうど一区切りだし」

[吹雪]:「ジュースでも買ってきましょうか?」

[カホラ]:「んー、そうね。あ、私も行くわ、ちょっと場所を変えましょう」

[吹雪]:「そうですか? 休んでていいのに」

[カホラ]:「いいのよ、気分転換にはちょうどいいわ。さ、行きましょう」

[吹雪]:「あ、はい」

……………………。


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