繭子ルート・アクセント(18)
[吹雪]:「ど、どうしたんだ?」
[繭子]:「……誰もいないのなら――んっ!」
[吹雪]:「――っ!?」
不意打ちのキスを喰らった。
[繭子]:「ん、ちゅ」
[吹雪]:「ね、姉さん……」
[繭子]:「えへへ、まだ昨日の熱が冷めてないみたいで……お昼の時からずっと我慢してたんだよ?」
[吹雪]:「そ、そうだったのか?」
[繭子]:「必死に隠してたけどね、表に出さないように……でも、今は誰もいないからいいかなって思って」
[吹雪]:「……もっと、するか?」
自然とそんな言葉を発していた。
[繭子]:「えへへ、じゃあお願いしようかな」
姉さんの桜色の唇がもう一度触れる。
[繭子]:「ん……ちゅぷ、ぴちゃ……れろ、ちゅ、ぁん……んむ」
ソフトなキスから、行為の最中に交わしたディープキスに切り替わる。熱烈に唇を吸われると、互いの口は自然と開き、舌を突き合わせていた。
[繭子]:「んむ……ちゅ、ぴちゃ、ちゅく……ん、んちゅ、ちゅぱ……」
[吹雪]:「ん……」
[繭子]:「ぴちゃ、れる……ん、ふ、ぁむ……ちゅ、ちゅぷん……あ、ん、むぅ」
にゅるにゅると舌を絡め合う。唇とは異なる柔らかい感触が、また違う気持ち良さを与える。
[繭子]:「ん……ちゅ、んんぅ、ぴちゃ……ぴちゃ、ん、ぁあ……んむ、んちゅ、ちゅ」
[吹雪]:「姉さん、ちゅ……」
[繭子]:「んんぅ……ふーちゃん、は、んん……ちゅぷ、ちゅぷ……ちゅぷぷ、ぁ、はむ、ぁあむ……ん、ん」
唇を割り開いて舌を進入させる。
[繭子]:「ぁむ……っ!? ん、は、ちゅぷ……ん、んん、ぁ、んむ……は、くふ、ぁ」
ツルツルの歯茎を舐めると、姉さんはくすぐったそうな表情をしていた。
[繭子]:「んふふ……んむ、ちゅ、ちゅぷ……ぁむ……ん~、ちゅ、ちゅぷ、ぴちゅ、ちゅぷ、ちゅぷ……ちゅぷ」
[吹雪]:「ん、ちゅ……」
[繭子]:「ちゅぷ……ちゅ、ちゅる……ぁむ、ん、ふ、んちゅぷ……ぷちゅ、ん、ふぁ……ん、あむ、ぴちゃ……」
お返しとばかりに、今度は姉さんの舌が俺の口腔内に進入してくる。
[繭子]:「ふ、ぁ……ん、ちゅ、ちゅぷ……じゅる、ん、ぁむ……ふ、ぴちゃ」
舌移しで姉さんの唾液が俺の口に流し込まれる。俺はそれを喉を鳴らして飲み込んでいく。
[繭子]:「ちゅ……ん、ふ、ぁむ……ちゅ、ちゅるる、じゅりゅ……ん、ぴちゃ、れろ、れろ……ん、ちゅぷ」
首に手が回され、顔を離すことを拒否されてしまう。だから俺は、お返しとばかりに背中に手を回してぎゅっと抱きすくめた。
[繭子]:「んふっ……ぁ、んん、ちゅ、ちゅっ……」
互いの距離が縮まり、比例して唇との距離も近くなる。
[繭子]:「んぁ……ん、ぷちゅ、ん、ふぁ……ぴちゃ、ちゅぷ……んちゅ、ちゅく……ちゅ、ちゅぷぷ」
唾液が口の端から零れても、姉さんはお構いなしだった。
[繭子]:「ぴちゃ……じゅぴ……ちゅ、ちゅる……じゅ、じゅぱ……ん、ぁ、んん……」
目はすっかり蕩けきっていて、顔も赤くなっている。
[繭子]:「ふ、ぁ……ちゅ、ちゅぷ……ん、れろ……ん、ぁ、くちゅ……ちゅ、ちゅぱぁ」
[吹雪]:「ん、姉さん……ちょっと」
[繭子]:「ふぇ? ん――ぷはっ……はぁ、はぁ……」
息が続かなくなり、俺は姉さんと唇を離した。互いの口元は唾液で濡れまくっている。
[繭子]:「ごめんね、夢中になっちゃって……気付けなかったよ」
[吹雪]:「別にいいんだ、それくらいのこと」
[繭子]:「んー……ふーちゃんのそれ、すごいことになってない?」
[吹雪]:「これは……反応しないほうがおかしいっていうか」
興奮を隠せない舌使いだったからどうしようもなかった。
[繭子]:「えへへ、そうだよね。ワタシも……そうだと思うし」
[吹雪]:「そう、なのか?」
[繭子]:「――人もいないみたいだし、いいかな? ふーちゃん」
[吹雪]:「昨日の今日だぞ? まだ痛みがあるんじゃ……」
[繭子]:「かもしれないけど、……気持ち、抑えられそうになくて。ふーちゃんとまたつながりたいって想いが溢れてきちゃってるの」
[吹雪]:「…………」
[繭子]:「お願い、ふーちゃん」
[吹雪]:「……いくら人がいないといってもここは危険だ。あっちの茂みに行こう」
[繭子]:「うん、分かった」
姉さんがそう言ってくれてよかった。どう考えたって、この状態で帰ることなんてできるわけがなかったから。
俺たちは人気のない茂みへと向かった。
ここから、またラブシーンです。
ラブシーンバージョンに続きがありますので、よろしくお願いします。