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聖奈美ルート・アダージオ(4)
[祐喜]:「で、どうだい? 二人とも」
そしてそれをものともせずにスルーする祐喜、前々から思ってたが、祐喜のスルースキルはとてもレベルが高いな。今度教えてほしいものだ。
[吹雪]:「んー、祐喜には失礼だけど、どうしても面倒くさそうなイメージがあるんだよな。だから、正式な入部はパスさせてもらうよ。手伝いだったらいつでもやってやるけど」
[舞羽]:「私も同じかな。誘ってもらえるのは嬉しいけど、魔法研究部のほうもあるし、バイトもしてるから時間がないから」
[祐喜]:「あはは、そこまで真剣に考えなくていいから。何となく聞いてみただけだからさ」
[吹雪]:「そうか? でもまあ、人手が足りなくて困ってるなら声かけてくれよ。都合が合えば助けにいくさ」
[祐喜]:「うん、ありがとう」
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