表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ ソンス
283/1013

カホラルート・ソンス(12)

[カホラ]:「うん、バッチリ」

最終チェックも無事終了。これで全てのストーンサークルの情報を手に入れることができた。

[カホラ]:「記された数字は3、これで1,2,3,4全てが揃ったわね」

[吹雪]:「もう、確定だね。四季のピアノには、それぞれ一つずつ保護の役割を果たすストーンサークルが存在している」

[カホラ]:「……はあ、何だかすごくスッキリしたわ」

今日までカホラは、ストーンサークルに関してずっと引っ掛かりを覚えていたのかもしれない。しかし、それも解明することができた。きっと今は清々しい気分になっているだろう。

[カホラ]:「これを発表したら、賞状とかもらえちゃうのかしら?」

[吹雪]:「表では2つしかないとされているから、島にとっては大ニュースだよね。賞状だけじゃないかもしれないよ」

[カホラ]:「そ、そうかしら?」

[吹雪]:「カホラは、この調査についての研究資料を作るんだよね」

[カホラ]:「ええ。とりあえずはお母さんに向けて作る予定よ、そういう約束だったからね」

[吹雪]:「大々的に発表するのかい? このこと」

[カホラ]:「今は、ちょっと悩んでるわ。この調査をしてる時に、どれだけ四季のピアノが大切なのか、どれだけ重要なものなのかを知ったから、表だって言っていいこととは思えないからね。だから、研究資料は作るけど、発表はしない方向で考えてるわ。普通の人から見れば、知らなくてもいい事実だと思うし」

[吹雪]:「確かに、そうだね」

[カホラ]:「私たちだけが知っている事実っていうのも、結構素敵じゃない? ちょっとした優越感に浸れるわよ」

[吹雪]:「あはは、そうだね。……カホラの判断に俺は任せるよ」

[カホラ]:「うん、ありがとう吹雪。――じゃあ、最後の調査に移りましょうか」

[吹雪]:「うん、真実をこの目に焼き付けよう」

俺たちは、記された文字の解読を始める。

……………………。

…………。

……。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ