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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ アモロサメンテ
270/1013

カホラルート・アモロサメンテ(15)

[セフィル]:「…………」

[カホラ]:「どう? お母さん」

[セフィル]:「うん、二人の言うとおりだ。このページから魔力が出ている。おそらく、このページには何らかの仕掛けが施されているはずだ。ちょっと待っていてくれ。解除を試みる」

[カホラ]:「お願い」

[セフィル]:「――キャンセラー!」

ページに魔法が放たれる。

[セフィル]:「なるほど、こういうことか」

[カホラ]:「お母さん、見せて」

[セフィル]:「うむ、ほら」

俺も一緒になって資料に目をやる。

[カホラ]:「これって」

[吹雪]:「隠されたページだ」

そう、そこには今まで存在しなかった74分の5と書かれたページが出現していた。ピアリーが石に残したメッセージはこれのことだろうか?

[カホラ]:「こんな仕掛けが施されていたなんて」

[吹雪]:「俺も、これはちょっと予想外だな」

こんな隠し方があったとは、少々驚きだ。

[吹雪]:「魔力で存在を隠すって、相当高度な技術でしたよね?」

[セフィル]:「まあ、それなりに知識を齧っていないと、できないことかもしれないな」

[吹雪]:「じゃあやっぱり、ピアリーは優れた魔法使いでもあったってことか……」

[カホラ]:「そうかもしれないわね」

[セフィル]:「……それを解除できた私を、すごいとは思ってくれないのか?」

[カホラ]:「そこまでして隠していたってことは、それだけ重要なことが書かれているってことかしら?」

[吹雪]:「本人ではないから分からないけど、彼なりの想いがあったのかも。読んでみたらいいんじゃないかな?」

[カホラ]:「そうね」

[セフィル]:「返事もなしか、そうか……」

[カホラ]:「じゃあ、読んでみるわね」

カホラは文章に目を落とし、文章を朗読し始める。


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