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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ アマービレ
254/1013

カホラルート・アマービレ(16)

[吹雪]:「こんなところかな? どう? 肩の調子は」

[カホラ]:「さっきと比べて全然軽くなったわ、生き返った感じよ」

[吹雪]:「よかった、また痛くなったら、いつでも言ってよ、やってあげるからさ」

[カホラ]:「……………………」

[吹雪]:「? ど、どうかした?」

[カホラ]:「う、うん……ちょっと、吹雪にお願いがあるんだけど」

[吹雪]:「な、何?」

[カホラ]:「もう一カ所、揉んでほしいところがあるの」

[吹雪]:「揉んでほしいところ? まだ痛いところがあった?」

[カホラ]:「ううん、肩はもう大丈夫。揉んでほしいのは……」

そう言うと、カホラは俺の手を掴んだ。そして、導くその先は――。

[吹雪]:「っ!? か、カホラ!?」

[カホラ]:「ん……ダメ、かしら? こんなことお願いするの」

熱っぽい目線を俺に向けてくる。導かれた腕の場所は、カホラの大きな胸だった。

[カホラ]:「実は、さっきから我慢してたのよ。吹雪の指の動きが、ずっと気になってて……でも、吹雪は真剣に私の疲れをとるのに一生懸命だったから、言うに言い出せなくて……だから我慢しようって思ったんだけど、限界が来ちゃったみたい」

[吹雪]:「ぐ、具体的にはいつから?」

[カホラ]:「……吹雪が私の名前を呼んでくれた時」

……言われてみれば、確かにちょっとそんな空気は感じたかも。

[カホラ]:「もう、胸の高鳴りが抑えられなくて……聞こえるでしょう? 私の心臓の鼓動」

手を内側から押し上げる胸の奥から、ドクドクと心臓の音が伝わってきた。

[吹雪]:「本当だ……」

[カホラ]:「お願い、吹雪……」

[吹雪]:「でも、こんな場所で……」

[カホラ]:「大丈夫よ、誰も来ないわ、こんなところなんて……それに……帰るまでなんて、待ってられないよ」

すでに気持ちが出来上がっているカホラ、その様子を見るだけで、俺も気分が高まってくる。

[カホラ]:「しよう? 吹雪」

気付けば野外などという心配は何処かへ吹き飛び、俺はカホラの言葉に嬉々としてうなずいていた。

……………………。


この後の展開は、言わずもがな……

続きも読んでくれるという人は

http://novel18.syosetu.com/n1735t/

こちらをよろしくお願いします。

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