表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ アマービレ
246/1013

カホラルート・アマービレ(8)

12月26日(日曜日)


 [場所:社会科室]


[吹雪]:「お疲れさまです、先輩」

[カホラ]:「お疲れさま」

練習を終え、一旦社会科教室に戻ると、約束通り先輩の姿があった。

[カホラ]:「シャワーを浴びてきたの?」

[吹雪]:「はい、ちょっとたくさん汗をかいたので……分かりましたか?」

[カホラ]:「ええ、湯上がりだから、ちょっと色っぽくなってるから」

[吹雪]:「色っぽいって……男で色っぽさはいらないんじゃないですか?」

[カホラ]:「そんなことないわよ、男でも色っぽさは大事よ? 女の子を誘い出すことができるんだから」

[吹雪]:「……俺は先輩しか興味ないから、それだったら色っぽさはいりません」

[カホラ]:「じゃあ、私だけを誘うような色っぽさを出してちょうだい」

[吹雪]:「自信はないけど、頑張ります」

何だか、今の俺たちはすっかりバカップル状態な気がする。でも、やめることができないのは、バカップルマジックなんだろう。

[吹雪]:「それで、今日はどうしましょうか?」

[カホラ]:「ええ、吹雪が戻ってくる間に、そのことについて考えてたんだけど、やっぱり今日は、実際に調査に行ってみようと思うの。情報を探すのも大事だけど、実際に探索することで何か手がかりが見つかるかもしれないし、それで見つからなかったら、まだ読んでない資料を探してみることにしましょう」

[吹雪]:「そうですね、俺も同じようなこと考えてました」

以前とは違い、本の中で探索するよりも現場で探索したほうが効率はいいはずだ。

[吹雪]:「今まで色んな発見をしてきた俺たちなら、ひょっとしたら見つかるかも分かりませんし」

[カホラ]:「その可能性に賭けてみましょうか」

[吹雪]:「そうしましょう」

[カホラ]:「じゃあ行きましょうか」

[吹雪]:「今日は、歩いて行くんですか?」

[カホラ]:「ううん、今日もお母さんに連れていってもらうわ」

[吹雪]:「いいんですか? 学園長も仕事があるんじゃ」

[カホラ]:「心配ないわ、今回は秘策があるから」

[吹雪]:「秘策?」

…………。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ