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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ アマービレ
244/1013

カホラルート・アマービレ(6)

[吹雪]:「……お、俺は今、カホラ先輩と、付き合ってます」

[聖奈美]:「どっちから言ったの?」

[吹雪]:「そ、そこまで言うのかよ」

[聖奈美]:「男だったら言いなさい」

こいつ、絶対に楽しんでやがる。

[吹雪]:「告白は、俺からした……その後、先輩も、俺に対して告白してくれたんだ」

[聖奈美]:「なるほどね……おめでとう、二人とも」

[舞羽]:「おめでとう、吹雪くん、カホラ先輩」

[吹雪]:「お、おお……」

一転して祝福の言葉がかけられ、どう反応していいのか分からなくなる。

[聖奈美]:「大久保が先輩に釣り合うとは思わないけど、先輩がそれで幸せなら、あたしは何も言いません。応援しますよ」

[カホラ]:「ありがとう、聖奈美」

[聖奈美]:「お礼を言われるようなことは言ってませんよ。……大久保、あなたはもっと努力しないとダメよ? カホラさんの隣に立つには、まだまだ足りてないから」

[吹雪]:「い、言われなくたってそのつもりだ。ちゃんと、幸せにするさ」

[聖奈美]:「心意気は認めてあげる、でも、口だけって言うのは許さないわよ? ちゃんと実行に移すこと。いい?」

[吹雪]:「分かってるよ」

[舞羽]:「二人の幸せは、私の幸せでもあるから。おめでとう、吹雪くん、カホラ先輩」

[カホラ]:「舞羽も、ありがとね」

[舞羽]:「吹雪くんのこと、よろしくお願いします」

俺って、そんなにダメな男なんだろうか? ちょっと悲しくなってくる。

[カホラ]:「ええ、任せてちょうだい」

[聖奈美]:「さて、そろそろ夕ご飯でも作りましょうか。二人のお付き合いのお祝いに、ちょっと豪華なメニューにしようかしら?」

[吹雪]:「そ、そんなことしていいのか?」

[聖奈美]:「何よ? あたしが自ら作ってあげようとしてるのよ? 何か文句でもあるの?」

[吹雪]:「いや、文句じゃないけど……食材は大丈夫なのか?」

[聖奈美]:「もちろん、今ある食材で豪華にするつもりよ、決まってるじゃない」

[吹雪]:「なるほど……」

[聖奈美]:「須藤さんに負けないように頑張るから、期待して待ってなさい、――ダルク」

[ダルク]:「はーい」

[聖奈美]:「おおっ!?」

目の前から、突然ダルクが現れた。


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