表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ ピウ
233/1013

カホラルート・ピウ(13)

[カホラ]:「でも、一つだけ、吹雪にお願いがあるんだけど、いいかしら?」

[吹雪]:「俺が叶えられるならなんでもします」

[カホラ]:「本当? じゃあさ――キス、してほしい」

[吹雪]:「き、キスですか?」

[カホラ]:「ええ。私たちは今、付き合ってるんだし、カップルならそれくらい普通でしょう? それに、疑ってるわけじゃないけど、吹雪が私を好きっていう気持ちを私自身で確かめたいの。ダメ、かしら?」

[吹雪]:「……全然、ダメじゃないです」

[カホラ]:「ほ、本当?」

[吹雪]:「こんなこと言うのは失礼かもしれないけど、メチャクチャかわいいです、今の発言」

[カホラ]:「そ、そんなことないわよ」

[吹雪]:「そういうのは自分では分からないものです。嘘はついてません」

[カホラ]:「じゃ、じゃあお願いできる?」

[吹雪]:「もちろん、喜んで」

[カホラ]:「ど、どうするといいのかしら?」

[吹雪]:「とりあえず、近づきましょうか?」

[カホラ]:「そうね」

向かい合い、体の間隔を一気に0に近づけた。先輩は、必然的に俺の顔を見上げる形になる。

[カホラ]:「やっぱり、先輩は美人ですね」

[吹雪]:「さっきから褒めすぎじゃない? 吹雪」

[吹雪]:「何だか、気持ちが吹っ切れたみたいです。言っても言っても言い足りなくなってる自分がいます」

[カホラ]:「まあ、吹雪に言われるのは嬉しいんだけど」

[吹雪]:「先輩が俺の彼女なんて、今さらだけどすごい幸せです」

[カホラ]:「それは私も同じよ。吹雪が彼氏になってくれて、幸せ」

俺たちは、自然と手を握り合っていた。

先輩の手は、とてもすんなりと俺の指の間に収まった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ