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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ ピウ
229/1013

カホラルート・ピウ(9)

[場所:屋上]


屋上は開いていた。まだ閉められてはいなかったらしい。

俺たち以外にも、人はいないようだ。おまけに――。

[カホラ]:「あ、降ってるわね」

[吹雪]:「本当だ」

空からチラチラと雪が舞っていた。正にホワイトクリスマスだ。

[カホラ]:「綺麗……」

[吹雪]:「はい、そうですね」

先輩のほうが綺麗、などいう言葉が頭に浮かんだが、そんな言葉を言うことはできない。その前に、言わなければいけないことがある。

[吹雪]:「先輩、いいですか?」

[カホラ]:「ええ、話だったわよね」

先輩は俺のほうに向き直った。

[カホラ]:「お説教とかは、勘弁してほしいんだけど」

[吹雪]:「そ、そんな話をする気はないです。というか、先輩にお説教するところなんてありません」

[カホラ]:「あ、本当?」

[吹雪]:「そういう話じゃなくて……その、お願いといいますか。俺の願望っていいますか。と、とにかく、今から話します」

[カホラ]:「え、ええ」

[吹雪]:「スーハースーハー……」

深呼吸して精神を落ち着かせる。したところで落ち着かないとは思うが、気休めだ。さあ、いよいよだ。


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