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カホラルート・プレスト(19)
[場所:社会科室]
[舞羽]:「じゃあ、おやすみなさい」
[繭子]:「おやすみ~」
[聖奈美]:「おやすみ」
[カホラ]:「おやすみ、吹雪」
[吹雪]:「おやすみなさい、先輩」
[カホラ]:「また明日、頑張りましょうね」
[吹雪]:「はい」
先輩は笑顔でそう言って、布団に戻っていった。俺はいつものとおり、カーテンを閉める。
そして俺は、明日あることを先輩に伝える決意をした。言わなくても分かるだろう、そう、あの時に気付いた気持ちだ。
……明日になれば、全てが分かる。緊張はするけど、言わずにはいられない。頭の中で予行演習をしながら、俺は目をつぶり、眠りについた。