カホラルート・プレスト(5)
[吹雪]:「ご心配なく」
[カホラ]:「そう? ならいいんだけど」
[吹雪]:「はい。――で、ストーンサークルなんですけど、……多分この目の前にあるものですよね? きっと」
[カホラ]:「そうね、これに間違いないわね」
学園長の言うとおり、探す必要はないようだ。
[カホラ]:「こっちはこっちで大きいわね」
[吹雪]:「そうですね、圧倒されちゃいます」
[カホラ]:「今回は泉の中と違ってしっかり見れるから、情報が漏れる心配はなさそう」
どうやら先輩は、早く調べたくてうずうずしているようだ。
[カホラ]:「じゃあ、調査を始めましょうか」
[吹雪]:「はい、俺は何をするといいですか?」
[カホラ]:「吹雪には、ちょっとお願いがあるわ」
[吹雪]:「はい、何ですか?」
[カホラ]:「このストーンサークルが隠された部屋の中を調査してほしいの。この部屋は思ったより広いから、何か次の手掛かりになりそうなものがあるかもしれないから。その間に私は、ストーンサークルを調べるから」
[吹雪]:「分担作業ということですね」
[カホラ]:「そういうこと、効率よく調査をしていきましょう」
[吹雪]:「了解です」
[カホラ]:「じゃあ、開始しましょう」
[吹雪]:「はい!」
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