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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ プレスト
205/1013

カホラルート・プレスト(4)

[吹雪]:「うおおおおっ!?」

俺は流れに身を任せてどんどん下に降りていく。……思ったより長いぞ

[吹雪]:「どこまで行くんだ~?」

しばらくして、出口と思える先が見えてきた。もう少しか?

――そして。

[吹雪]:「いてぇ~!」


 [場所:地下空間]


吐き出されるように、俺は空洞から飛び出した。おー、よかった、どうにか空洞から出ることはできたようだな。

[カホラ]:「きゃあああああっ!?」

[吹雪]:「ん? これは?」

先輩の声だな。先輩も空洞に飛び込んだのか? ……ん? でも待てよ? 出口はここしかないんだよな? すると、先輩が出てくるであろう場所は――。

[カホラ]:「きゃああああっ!?」

[吹雪]:「せんぱ――うげえ!?」

当然俺がいる場所だよな。先輩は見事に俺の腰に滑り落ちてきた。

[カホラ]:「イタタ……あ、大丈夫? 吹雪?」

[吹雪]:「はい、大丈夫です……おおっ!」

[カホラ]:「ど、どうしたの?」

いかん、腰が……この年でぎっくり腰か? しかし、我慢しなければ。男なら耐えてみせろ。

[吹雪]:「な、何でもないです。先輩のほうこそ、大丈夫ですか?」

[カホラ]:「うん、吹雪がクッションになってくれたおかげで、何ともないわ。ありがとう」

[吹雪]:「いえいえ、これくらい当然です」

先輩を守れただけよかったな。

[カホラ]:「あー先輩、そろそろ降りてもらってもいいですか?」

[吹雪]:「あ、ごめんなさい」

別に重くないから苦しくはないが、ずっと乗られていると俺がおかしいことになってくる。何がおかしくなるかは……言わないでおこう。

[吹雪]:「う、いてて……」

[カホラ]:「立てそう?」

[吹雪]:「はい、着地に失敗してケツを強打しちゃいまして」

[カホラ]:「大丈夫? 見ておいたほうが」

[吹雪]:「いえ、大丈夫です。ほっとけば痛みは引くと思いますから」

あれ? 何か前回も同じようなやり取りをしたような気がするな。


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