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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ リテヌート
188/1013

カホラルート・リテヌート(4)

[場所:グランド]


[吹雪]:「はあ……はあ……ゴール……」

[セフィル]:「うむ、相変わらず良い走りだったぞ。どんどんランナーに近づいてるな」

[吹雪]:「なる気はないですからね? ランナーに」

[セフィル]:「分かっているさ……良い成績を残せると思うんだがな……」

[吹雪]:「そんな寂しそうな目をしないでくださいよ……」

断ってるのが悪いみたいになってくるじゃないか……。

[セフィル]:「よし、休憩を挟んでホーリーカルムの練習に移ろう」

[吹雪]:「はい」

……………………。

[吹雪]:「――ホーリーカルム!」

いつものように、フェルシア先生に向けて自分の魔力を与える。

[セフィル]:「うん、大分板についてきたようだな」

学園長の言葉を耳に聞きながら、そのまま魔法を送り込む。やはり努力と言うものは、報われるようにできているのかもしれない。この練習を開始した時よりも、スムーズにできているような感覚が自分の中にもある。これを本番までキープ、いや、今以上にしっかりとできるように頑張らなければ。そのためには、今の練習をしっかりこなさなければ。

……………………。

[吹雪]:「ふう……」

[セフィル]:「よし、終了だ。ほら、飲むといい」

[吹雪]:「ありがとうございます」

ドリンクを受け取り、ごくりと一口。

[吹雪]:「はあ、うまい」

[セフィル]:「日に日に供給にかかる時間が短くなっているぞ」

[吹雪]:「本当ですか?」

[セフィル]:「ああ、そうだろう? フェル」

[フェルシア]:「はい、魔力の入り方が以前よりもスマートになってるのを感じてるわ」

[吹雪]:「スマート、ですか?」

[フェルシア]:「良い表現が思い浮かばなくて、でも、イメージはそんな感じ。最初の頃と比べて格段によくなってるわ。供給時間が何よりの証拠よ」

[吹雪]:「それは素直に嬉しいです」

倒れない程度に、これからも努力していこう。

……………………。


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