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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ レント
181/1013

カホラルート・レント(18)

[吹雪]:「じゃあ、歩きますね」

[カホラ]:「ええ」

転ばないように注意しながら、俺は反対側を目指して歩く。

[カホラ]:「随分久しぶりだわ、肩車をしてもらうなんて」

[吹雪]:「そうでしょうね、幼少の頃くらいしか機会はないでしょうから」

[カホラ]:「昔は、お母さんによくやってもらってたわ。高さが変わるだけで、自分が居た世界が違って見えるようで楽しかったのよね」

[吹雪]:「その気持ちは分かりますね。俺も、先輩と同じでしたから。高いところは、何でかテンションが上がるんですよね」

[カホラ]:「そうね。それを今やってもらってるっていうのは、何だか不思議な感じね」

[吹雪]:「俺も思いますね。やってもらう側が、いつの間にかやってあげれるようになったんですから」

[カホラ]:「男らしくなったってことね」

[吹雪]:「そう、なんですかね」

[カホラ]:「そうよ。パートナーに選んだのが吹雪でよかったわ。こんなこと、吹雪じゃなきゃ頼めないもの」

[吹雪]:「あんまり、そういう状況になることは日常ではありませんよ」

[カホラ]:「だからこそよ、こんなことを頼んで嫌な顔しないで手伝ってくれるのは、吹雪くらいよ。本当に感謝してるわ」

[吹雪]:「同じことばかり言ってますが、役に立てているなら何よりです」

[カホラ]:「うふふ、――あ、ここでいいわ、止まってもらえるかしら?」

[吹雪]:「分かりました」

泉の方に体を向ける。


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