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カホラルート・レント(10)
[場所：桜花のピアノ近辺]
――そして、ちょっと怖い森の道を抜けて、俺たちは先日訪れた神殿までやってきた。
[カホラ]：「ふう、到着」
[吹雪]：「でもちょっと時間がかかっちゃいましたね」
[カホラ]：「暗かったから仕方ないわね。想定内よ」
[吹雪]：「じゃあ早速――」
[カホラ]：「ええ、探しましょう――と思ったんだけど……吹雪も気付いてるわよね」
[吹雪]：「ええ、バッチリ見えてます」
俺たちに何が見えているか、それは、神殿の先の森の一部。そこから青い光が漏れていたんだ。
[カホラ]：「あそこって確か、以前行った泉よね」
[吹雪]：「位置的に、そうですね」
[カホラ]：「ひょっとしたら、以前言ってた私の予感って――」
[吹雪]：「当たってたのかもしれませんね」
これは行ってみるしかないだろう。
[カホラ]：「行きましょう」
[吹雪]：「はい」
俺たちは足早に、泉のほうへと向かった。
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