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カホラルート・フォルテ(10)
それからしばらく、俺たちは泉で休憩していた。思ったよりも体が疲れていたらしく、お互いなかなか動くことができなかった。
[カホラ]:「今日は、引き上げましょうか」
[吹雪]:「そうですね」
これからの練習に支障を来しては仕方ないからな。
[カホラ]:「一つ候補が見つかっただけでも大きな収穫だし、何より良い休憩場所を見つけられたし」
[吹雪]:「価値のある探索になったと思いますよ」
ここ近辺の探索の拠点になりそうだ。
[カホラ]:「次は見つけれるように頑張りましょう」
[吹雪]:「はい」
――こうして、現地探索一日目は終了した。