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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ アンダンティーノ
133/1013

カホラルート・アンダンティーノ(8)

[吹雪]:「悪い、みんな付き合ってくれ」

[舞羽]:「うん、いいよ」

[聖奈美]:「ま、他にすることもないから」

[フェルシア]:「じゃあ私、持ってくるわね」

フェルシア先生は部屋を出ていった。

[聖奈美]:「そういえば、カホラ先輩はどうしたの? さっきから姿が見えないようだけど」

[舞羽]:「確かにいないね、午後は練習がないはずだけど」

[繭子]:「どこかにお出かけしてるのかな?」

ちょうどそんな話をしている時だった。

[吹雪]:「ん? 電話だ」

液晶には、カホラ先輩と映っている。

[吹雪]:「もしもし」

[カホラ]:「もしもし吹雪? 今大丈夫かしら?」

[吹雪]:「ええ、大丈夫です。先輩、どこかにお出かけしてるんですか?」

[カホラ]:「まあ、確かにお出かけかしら。場所は図書館なんだけど」

[吹雪]:「あ、そうですか。いつもの、ですか?」

[カホラ]:「そう、いつものよ」

いつもの、それだけで何をしてたのかが分かった。

[吹雪]:「何か分かったことでもありましたか?」

[カホラ]:「あ、そうそう。ちょっとだけ分かりそうなことがあるんだけど、ちょっと一人じゃ大変なのよ。だから、吹雪に手伝ってもらいたくて電話したの」

[吹雪]:「あ、そうなんですか」

[カホラ]:「いいかしら? 用事があるんならそっちを優先してくれて構わないけど」

[吹雪]:「いえ、大丈夫です。こっちはダラダラしてるだけですから」

[カホラ]:「本当? じゃあ、お願いしていいかな?」

[吹雪]:「はい、了解です」

[カホラ]:「じゃあ、図書館にいるから。準備終わったら来てちょうだい」

[吹雪]:「分かりました、じゃあ一旦切りますね」

[カホラ]:「ええ、よろしく」

[繭子]:「カホラちゃん?」

[吹雪]:「ああ、というわけで、俺はちょっと行ってくる」

[繭子]:「ええ!? 一緒に遊ばないの~?」

[吹雪]:「悪いな、協力するって前から言ってたんだ。4人でやっててくれ」

[繭子]:「ふーちゃんとも遊びたかったのに~」

[舞羽]:「そう言わずに。マユさんを楽しませるように頑張りますから」

[フェルシア]:「そうよ。一応教師なんだから、生徒の思いは汲んであげなさい。はい、トランプ」

[繭子]:「一応、じゃないもん。とっても教師だもん」

[フェルシア]:「だったらなおさらよ。気をつけて行ってらっしゃいね? 吹雪くん」

[吹雪]:「はい、分かりました」

[聖奈美]:「先輩に迷惑かけるんじゃないわよ?」

[吹雪]:「努力はするさ」

[ダルク]:「頑張ってねー、吹雪」

……………………。


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