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ソプラノ  作者: BAGO
個別ルート・カホラ コモド
123/1013

カホラルート・コモド(7)

[場所:食堂]


[カホラ]:「うーん、何を飲もうかしら? 温かいのかしら、いや、でもあえて冷たいものを飲むのも一考かしら? どう思う? 吹雪」

[吹雪]:「そうですね。俺はどちらもありだと思いますよ? 冷たいのも温かいのも、どちらもおいしいことに変わりはありませんから」

[カホラ]:「うーん、間を取れるものってないのかしら?」

[吹雪]:「それだと生温いものってことになりますよ」

[カホラ]:「それは聞くだけでちょっとイヤよね? というか、何か生温いってマイナスのイメージしかないわよね? 気持ち悪いような体に悪そうな」

[吹雪]:「確かに……」

[カホラ]:「生温いものは却下の方向でいきましょう。となると、あれをしましょうか」

先輩は硬貨を入れ、目をつぶった。

[カホラ]:「吹雪、私をくるくるっと回してちょうだい」

[吹雪]:「ああ、はい」

ランダム性を上昇させるためだろう。俺は先輩をぐるぐる回した。

[カホラ]:「ん~」

[吹雪]:「これくらいでいいですか?」

[カホラ]:「うーん、そうね。最後に自販機に背を向けるようにしてちょうだい。そうすれば、さらに分からなくなる」

[吹雪]:「了解です」

言うとおりにしてあげる。

[カホラ]:「よし、準備オッケー。一体何が手に入るのか」

目はつぶったまま、先輩は楽しそうにしている。

[カホラ]:「3、2、1で振り返るわ」

[吹雪]:「何だかガンマンみたいですね」

[カホラ]:「ガンマンのつもりでやってみるわ。狙いは、甘い飲み物」

とっても広い選択範囲だ。きっと問題なく手に入るだろう。

[カホラ]:「じゃあいくわ。――3、2、1、それ!」

素早く振り返って先輩はボタンを押した。ガコンと音がして飲み物が落ちてくる。

手に入ったのは――。


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