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ソプラノ  作者: BAGO
マルカート
111/1013

マルカート(10)

[セフィル]:「準備はいいか?」

[吹雪]:「はい、オッケーです」

[セフィル]:「じゃあ、自分のタイミングで始めてくれ。何かあったらサポートに入る」

[吹雪]:「分かりました」

[セフィル]:「よし、ではスタートだ」

[吹雪]:「……集中」

自分に言い聞かせ、心を深く静める。そして、魔力を分け与えが上手く言っていることを頭にイメージする。

――よし。

[吹雪]:「――エル・エルフィリード・グラディアス。光の精よ、我の力となり、一筋の煌めきを与えん。――ホーリーカルム!」

詠唱すると、絹のような光が、フェルシア先生を包み込んだ。

[セフィル]:「いいぞ、そのまま、集中だ」

うなずくだけにして、俺は目を閉じ、状態を無心に近づける。

……………………。

しばらくすると、俺の体に徐々に変化が訪れ始めた。

[セフィル]:「よし、いい調子だ。フェル、どうだ?」

[フェルシア]:「ちょっとまだ、メーターに動きはありません」

[セフィル]:「そうか。だがこの調子なら時期に成功するはずだ。吹雪の状態を維持するんだ」

[吹雪]:「はい」

…………………。

[吹雪]:「ふっ――!」

[フェルシア]:「――あ、学園長」

[セフィル]:「おおっ、来たか?」

[フェルシア]:「はい、ちょっとずつですけど、メーターが上がってます」

[セフィル]:「よし、さすがだ。その調子だ、吹雪」

どうやら供給が上手くいってるようだ。少し薄目をあけて自分のメーターを確認してみる。

88、どうやら6%分の供給ができているらしい。この調子でいこう。

……………………。

と思ったのだが。


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