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黒の歴史

この世界は数年前まで魔族と呼ばれる怪物と戦争していた人魔戦争と今は呼ばれている。その戦争に終止符を打った者がいたそれが勇者だった。魔族の王である魔王を討ち破り見事人間を勝利に導いたその最後の戦いの際に魔王軍の幹部を倒した者と勇者御一行のパーティメンバーを英雄とし勇者と同じいや少し劣りはするが賞賛された


かくゆう僕もそのうちの1人なわけだが… 英雄や勇者は自身の故郷の国で絶大な富と名声を手に入れスローライフを満喫しているがかくゆう僕は今


妻と共に無人島にいる 何故かって? 僕の故郷の国は、内政が不安定なせいで政争に巻き込まれて、濡れ衣を着せられたんだ。「クソッタレ」 (まぁ貴族のクソ野郎どもの気持ちもわかるなんせ自分が欲しい政権をぽっとでの一般市民に奪われるかもしれないのだから)


「だからって酷くないか!? 僕が倒したのは敵最高幹部にして最強の男そんな奴を倒したのに追放って」


「まぁ無人島にいるのは唯一僕を信じてくれた言葉上だけの国王陛下 のお情けで800×800の島少し小さい領地としてくださった …少し小さいって言ったが普通に大きいな」


「これからどうしようこの無人島ジャングルみたいだし食糧にも住居にも別に困らなそうだけどここでただ余生を過ごすのは癪だし……」


【ねぇバルハこの植物食べられるかな?】


「そりゃ解毒薬に使われる薬草だ持ってて損は無いがめちゃくちゃ苦い」 (申し遅れた僕の名前はバルハそしてこの子が僕の妻であり嫁のアリファだ)


【苦いのは苦手だから嫌なんだけど…】


「もしもここに毒蛇がいた時困る最低限の予備だ」


【そうだけど…苦いのはやっぱいや‼︎】

「噛まれたらの話だそうそう食うことはないそれより海岸を一回回ろうここに目印を掛けて」 (僕は軽く近くにあった石を積み上げそこにあった木の枝を魔法で切り地面に刺す)


【魔法って便利だよね〜ほんと、いやこの場合バルハの魔法技術が高すぎるのかな?】


「この程度の距離の木の枝を切るだけなら簡単な事だよ」


【いや違うね!だって80mも離れてるから!】


「80mしか離れていないじゃ無いか」


【貴方に常識が通用しないのは今に始まったことではなかったわね。それよりいきましょ】


「そうだな〜なんかこうやって海岸沿いを2人だけで歩くってデートみたいだな」


【こんな悪趣味なデート嫌よ】


「そうだな僕もジャングルデートなんか嫌さ」


【でもどんな形であれ貴方と2人きりの空間ってのは良いものね】


「僕はしっかりとした空間での2人きりが良かったよ」


【作れば良いじゃない、貴方の魔法や錬金術で】


「めんどくさい」


【そりゃそうよね】


「ただいつか家は作るさあんな感じのでも改良し、て…」


【えっ!?何あれ人工物よね?】


「いやしかしここは無人島それは間違い無いんだが…」


【取り敢えずいきましょう‼︎先頭は私が行くから】

彼女が意気揚々にそう言うとあまりに興奮してしまったのか故意だかはわからないが綺麗なエメラルドグリーンの猫耳が彼女のかぶる帽子からはみ出てしまう…僕はそれに手を伸ばし優しく内側を撫でる


【にゃぁ!?】彼女は大きく跳ね顔を真っ赤にし耳を手で抑えながらこちらへ向き直る


【出しちゃったのは私が悪かったけど!いきなり耳を!それも内側を撫でないでよ!】


「わーるいわるい、昔触った感触が今でも忘れられないんだ」


【昔尻尾の付け根を掴んだり、耳を舐めたりで過敏になっちゃったんだからやめてよ】


「わるいわるい」(彼女は人間ではないいわゆるミアキスだミアキスってのはまぁ今のでわかるとは思うが獣人だ猫の、昔一度だけ尻尾も耳も出して語尾もにゃーだった頃まだ僕とアリファが付き合いだてだった頃彼女のその姿を他人には見せたくなかった僕は隠すのをめんどくさがって頑なに拒否していたアリファに強硬手段を使った…そう重点的に尻尾や耳を攻め過敏にし尻尾や耳が出たら思いっきり触って無理矢理隠させる最悪な行為をしていた。

だただまぁ、とても僕もアリファも興奮していたところを考えると僕達は自分が思っている以上にやばいのかも知れないな)


「よく考えたらここには誰も居ないし出してても良い気がするな」


【やめとく最近は風に靡くだけで感じちゃうから】


「重症だなもっと過敏にしてやろうか?」


【遠慮しとく。それより早く行ってみよ!お宝あるかな〜】


「あったところでどの国にも売りに行けないがな」

僕達は全世界から追放されたようなもんだ世界の中心の国が僕の国なのだから、世界の中心国なのに内政が不安定とかのナンセンスなツッコミは無視するとしてそんなところからましてや英雄と呼ばれる男が追放されたんだ事情を知らないものはただの極悪犯に思うだろうだから僕らは今は指名手配犯のようなもんだ皮肉なもんだ世界を救った1人か世界からナイフを向けられているんだ


       ♢遺跡内部♢

【なんか物を守るってよりかはただの王様の住まう宮殿みたいな作りだね】


「地下は歴史の文献の保管所なのかこれは多分」


【え?資料なんてどこにもなくない?】


「この壁から先に文字と絵が書いてあるこれ自体が歴史を語っている例えばこの老朽化の激しいボロボロの壁画には…

我が王国の……慢な……………………宝を…………盗まその……王国は…小さな島……に、と書いてある」


【老朽化が本当に激しいんだねほとんど読めてない


「この先にもまだまだあるな2個目もみてみ」

     ガラガラガッジャン‼︎


「うぉ!?なんだ天井が崩れ落ちた?」


【凄い綺麗に壁画が埋まってしまった…】


「仕方ない次の壁画は生きている……綺麗に残りすぎじゃないか?この壁画全部読めるぞ?」


【読めるならいいじゃない】


「えっと

我々の王国の国民は傲慢なものどもに奴隷にされてしまった女子供関係なく鎖で繋がれ船で連れて行かれてしまった、か…この続きは…埋まっているのか仕方ないか」


【ここに栄えていた王国があったのかな…】


「そうだろうなけれどこの文献的にはこの時代に滅ぼされたって感じか」


【いやまって!文献の下の部分何か小さく書かれてる!】


「んぁ?………本当だ読んでみよう

我々は今こそ反旗を翻す時だ魔王軍に付くこととする1780年もう一個あるな

魔王軍は滅ぼされてしまった…我々は全員奴隷となるだろう我々はただあのクソどもに奪われた先祖代々受け継がれていた宝珠を取り戻したかっただけなのにもし、この文献を読んだものがいたならばあの忌々しい国々を滅ぼしてください‼︎20XX年最後の王リヴァイア。だとよ」


【この国はつい最近まで存在していた…】


「なんなら僕が滅亡のきっかけの一つだ」


【そんなことない!バルハは国の為に戦っただけ!】


「その国に僕らは追放された恩を仇で返されたんだ」


【そうね…】


「なぁアリファこんなこと知ったらやる事は一つじゃないか?別にこいつらのためじゃないただ理由が一つ増えただけそうだろう?」


【そうね】


【「ここを帝国に築き上げてあの貴族共に復讐をしよう!!」】

初めて出す物語あまり手応えはありませんが連載終了まで読んでいただければありがたいです

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