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第10話 結婚指輪

「そ、そんなことがありまして……」

 早速みんなのところに戻り、活動報告をしました。

 

 今回は大丈夫なはず!

 ちょっとズルはした気もするけど!

 一応討伐報酬という形にしてもらったし!

 一緒に指輪作ったのだって、お店で頼むのと変わらないし!

 最後にお守り貰ったけど別に好意からくるもんじゃないだろうし!


「ふ~ん。凄い勢いで弁明するのね」

「い、いや別に? 何もなかったよね、ディちゃん?」

「女の子に、一緒に来ないか誘ってた」

 ちょっ! ディちゃん!?


「ふ~~~ん」

 やばいやばいやばい!


「ちっ、ちがっ! 何だか寂しそうで!」

「ふ~ん。何だか寂しそう、で一緒に来ないかって女の子誘っちゃうんだぁ~。ふ~ん」


「有罪ね」

「意義なしですわっ」

「どこまで節操なしなんだ……」


「べ、別に好きになったとかでは……!」

「言い訳しないのっ!」




 ◆◇◆◇




「みんな! はい、これ!」

 夕刻、目を覚ました俺は何事もなかったかのように指輪を渡す。

 どうして寝てたかは……多くは語るまい。


「わぁ! 可愛い!」

「素敵ですわぁっ!」

「本当……可愛いわねっ」

「わ、私に似合うだろうか……?」


 クリスにはチェーンもセットで渡してペンダントに。

 剣士に指輪は厳しいものね。


「ディがいなければ角が生えてた。感謝して」

「つ、角……?」

「角は……さすがに……」


「だっ、だって何か目立った方がかっこいいかなって……」

「こういうのはシンプルなのがいいんですのよ」




「けど、私たちのためにありがとうね!」

 どういたしまして!







 その日の夜はみんなで仲良く過ごしましたとさ。

 

 ……最初はみんなで楽しくお酒を飲んで、ディちゃんが寝たら、まずプリンちゃんが抱き着いてきて。

 誰からともなく、部屋を移動して。


 ここで突然の人物紹介だ!


 ソフィたん。明るく元気、心身ともに包容力のある女性。

 何事にも積極的で、何でもやりたがる! そして吸収力も凄い!


 リルちゃん。スレンダーでとてつもなく美人。とても素直な女性。

 積極性には欠けるが、甘えん坊さんでとても素直な反応を示す!


 クリス。サバサバしててツンツンしている、一応クール系女子。

 強がっているがリルちゃん同様素直な反応をしてくれる!


 プリンちゃん。むっつりかと思いきやどエロい。

 あなたが喜んでくれる姿が好きですの、と言いながら様々な技能を駆使して俺に悦びを与えてくれていますの。




 そう、プリンちゃん。プリンちゃんがどエロい!

 思わずどこで覚えたか聞いてしまったことがありました。

 『秘密ですわ。けれど、今までもこれからもあなたを裏切る真似は決してしません』だって。

 

 そこは別に疑ってないけど……。

 正直たまらん!


「あなた、わたくしが目の前にいるのに考え事何て嫌ですわ。ほら、もう一度してあげますから……」

「プリンちゃんずるい! 私もしてあげるんだからっ!」


 一方、リルクリはというと――。

 

「……だぁくん……いっぱい、しゅき♡」

「……もぅ、やめれぇ……」

 詳細は省くが、既に気絶していらっしゃる。


 ミッドナイト・エンジェルはここにいました。

 もちろん我々は純愛組です。







 それから数日。2人の里帰りも満喫し終え、改めて当初の目的地へと向かうことにしました。


 今度はリルちゃんの里帰り。

 次も、ご両親や友人との関係だったりがうまくいくといいね!


 期待と緊張を胸に、本とディちゃんとサキュを背中に、旅路に着くのだった。






 ◆◇◆◇


 ――???――


「ルフアードとプサムに連絡が取れない」

「……まぁ問題ないでしょ。プサムはともかく、ルフアードが死ぬとは思えないし。しばらくロベット領にいたから、飽きてどこか行ったんじゃないかしら」

 ッチ。それならそう連絡しろっ! 脳筋めっ!


 生を受け数千年、オリジン種の使命を全うしていると言えるのも、最早俺とプサムだけだ。

 目の前のこいつとも偶々出会っただけ。なんとも嘆かわしい。


「一応、2人の居場所を探しておいてくれないか?」

「はいは~い。それじゃぁね~」


 行ってしまった……。

 一応、行商人に扮して情報収集の仕事をしているそうだが、最近のあいつには期待はできない。


 全く……ランク5の、害虫の討伐も進んでいないと言うのに……。

 しかしこうも短期間の、それも脆弱なはずの人間種からランク5が出現するとは……。


 何かがおかしい。なるにしても、本来かなりの時間を要するハズだ。

 よくないことが起きている。これは緊急の、できれば使いたくないあの手段を用いるべきか……?


 後処理が面倒なのでできれば避けたいところだが……。




「……他のやつらにも集まるように言っておくか」




 ――メンシュライヒ某所――


「プディングの居場所がわかった。ソフィア・ロベットと一緒だ」

「へぇっ! ランク5どうしでつるんでるのか! そりゃ腕が鳴るぜっ!」

「巷では再びプディングの人気が高まっています……現王族に何としても連れ戻すように、とも……」

「……この状況を利用できる策はないものか……」




9章もここで終了です!

読んでくださってありがとうございます。


ブックマーク・いいね・評価等ありがとうございます!

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