表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/111

第1話 物事は重なって起きる

新章です!

よろしくお願いします。


評価・ブックマーク・いいね等ありがとうございます!

少しでもおもしろいと感じて貰えるように頑張ります!


「失礼ですが、あなたがソフィアさんで?」

「はぁ……」

 町を歩いていたら突然ソフィたんに話しかけてくる3人組。


 そういえば、帝国にはソフィたんの命を狙っている勢力がいるかもしれないんだよね。

 危険は察知しないが、念のため傍による。

 ふむ。今日もいい匂いだ。


「突然すみません、我々はテイマーギルドの者です」

「テイマーギルド?」

 そんなのあったの?


「冒険者ギルドの傘下組織です。まぁ、互助を目的としたテイマーによる、テイマーの為の組織ですね。」

「ソフィアさん、あなたはゴブリンをテイムしたと聞いております」

「はぁ……」


「ぜひっ! 我々の組織に加入して頂きたい!」

「そして魔物のテイム方法をご教授頂ければ……!」

 あぁ、そういう。


 この世界は魔物がテイムできないとされている。

 代わりに動物はテイムできるため、彼らを従僕として冒険者活動をしている人達がテイマーを名乗る。

 まぁーその場合、強くて熊さんか虎さんだもんな、ランクで言うとせいぜい2の上位。

 

 しかも完全に意思疎通できるレベルにはかなりの時間か、よほど相性が良くなければ、とのこと。

 正直ソフィたんに教えを請いたくなる気持ちはわからなくもない。

 魔物をテイム出来たら戦闘力は高そうだもんね。



「あー、彼、もう逃げちゃったんです~」

「えぇっ!? そんなぁ……」

「で、では、どのようにテイムしたかだけでも……」


「偶然パスが繋がっただけでして、正直わからないんですよ」

「そ、そうですか。それは残念です」


 コソコソ話が聞こえる。

「……やっぱりゴブリンの慰み者になって、その時に?」

「そうかも知れんな」

「誰か試してくれないかなー!」

 おいおい……さすがにそれはどうよ?


「わかりました。突然すみませんでしたね。それでは失礼します!」


 そう言って去っていく3人組。

 



「素っ気ない対応でしたね」

「うん。何だか嫌な感じがしてね……」

 確かにコソコソ話では随分なこと言ってたしね。

 ソフィたんの悪口は聞き逃さないのだ!


「では、本当はどのようになされたんですの?」

「わからないのは本当だよ~。頭ぶつけた時に偶然パスが通ったんだよね~?」

「そうだと思うよ」

 そんな話をしていると、突然頭に警告音が響く。




 ティロンティロンティロン♪

 ≪ランク5のスライム種が出現しました。個体名無し。至急討伐してください≫




「えっ!? 今の何!?」

「こ、これは……『女神様の信託』!?」


「え、ソフィたんの!?」

「違うよ! 私女神様じゃないもんっ!」

 俺にとっては女神です。


 ぽかっ。

 いてっ。


「『女神様の信託』、……この場合『災害警告』ってやつね。ちょっと前にもあったわね」

「以前は30年ほど前と聞いていたことがありますわ」

 リルちゃんにとってはちょっと前、ね。


 ゲシゲシッ。

 いてっ。

 

「口に出していないんですが……」

「やっぱり思ってたんじゃないっ!」


「主……なんだか怖い」

「大丈夫っ! ディちゃんは俺が守るっ!」

 

 フサフサ。

 なでなで。


「あら、わたくしたちは守って下さらないのかしらっ!」


 プンすこプンすこ。

 よしよし。


「こ、子どもじゃないんですの!」




 まぁ、それはともかく、少し気になることが……。

「ランクってどうやって調べるの?」

「基本的には人間が定めた強さの基準ですわ。鑑定などで能力値を調べてそれを基にするそうですわよ」


「さっきのランク5ってのはどんな感じ?」

「5は女神様の定めるところが大きいのですが、概ね10000以上の能力がいくつか、ということを聞いたことがあります」


「へぇ~、さすがプリンちゃん! 物知りねっ♪」

「ランク5は国家規模の災害、王族にとっては重要な問題ですから昔調べたことがあるんですの」


 さすプリ!

 しばらく見ていなかったが……自分を視てみる。

 ナイトからのランクアップや最近のダンジョン攻略などでかなり上昇している気がする。

 結果は……体力とHPがともに8000、精神に至っては……10000を超していた。


「……俺ってさぁ、やっぱりランク5になる可能性あるのかな。そうなると――」

「今のように討伐の勧告がなされるでしょうね」

 さすリル! ズバッと言ってくれるね!



 

「……そっか」

 一緒にいると俺のせいでみんなに迷惑が……。


「むっふっふ~! まさか、『一緒にいると俺のせいでみんなに迷惑が……』とか思ってないでしょうね~?」

「……思ってな――って、思考漏れてるもんね」

 

「ダメだよ、絶対どこかに行っちゃ! 約束したんだからね!」

「そうですわよ、どこかに行かれたらまたお2人が震えだしてしまいますわっ!」

「あたしとしては、前にも直接聞いたことあるしその可能性も織り込み済みだったしね」

「主が逃げるなら、ディもついてく」


「みんな……ありがとう。けど、さすがに全人類を敵にすることになったら……」


「あら、わたくしに言った言葉。あなたは嘘だったのかしら?」

 ヒト属の大国を全員敵に回してもってやつ……?


「それは……嘘じゃないけど」

「そういうことだよっ♪ みんなシュナさんと一緒にいる方を選んでるんだよっ!」

 ソフィたん……。


「主の為に死ねるなら本望」

 ディちゃんのセリフ重いよ! その年齢の言葉じゃないよ!


「あたしはできれば同じ時同じ場所で死にたいなぁ~」

 エルフのリルちゃんが言うと重みが違うよね。




「みんなっ……ありがとうっ! 俺、みんなみたいなお嫁さん貰って幸せだー!」

 もう何も怖くないっ! あ、これダメなやつだ。


「ふふっ、結婚はまだだけどね~!」


 俺はまさに今幸せを感じている。

 顔に出ているかどうかと言われたら、出まくっているだろう。


 それがまさか、あんな事態を招くことになるとは……。




「ふざけた面をした貴様っ! ソフィアの元から離れろっ!」




 今日、色んな事起こり過ぎじゃない!?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ