三軍到着(バルス視点)
「私はロビン・ニーファ中佐。黄軍150人を伴いはせ参じました」
「俺はマクシミリアン・ローゼフ少佐。青軍150人を連れてきてやったぜ」
「グレイグ・アームストロング中佐。緑軍総勢250人、デスマーチ鎮圧のためフローデン大森林に到着した」
黄色の軍服の男は髪は薄毛だが立派な髭をした男、青い軍服の男は、顔に傷があり、比較的若そうに見える男、緑色の軍服の男は筋骨隆々で一番強そうだった。
「みなさん、お多忙のところ来ていただきありがとうございます」
抜け人の連れの男は頭を下げて礼を言っていた。
「何を。黄軍の名誉回復の機会を与えていただき、礼を言わねばいけないのはこちらの方です」
「お前がヒモ男か想像とは全然違うな」
「エルフの方々とはどうなったかね?」
「前衛がいれば戦闘に参加してくれそうです」
「なっ!」
そんなことは私は言っていない。
「それは上々」
「ですが、訓練を受けていないようなので、デスマーチまでの間鍛えて欲しいのですが?」
「それは任せてくれ」
「待て」
ここで言わなければ主導権を持っていかれるそれは許せん。私は大長老ドワイドバースの末裔だ。ヒューマンに指図されてたまるか。
「長老である、この私の許可なくエルフをデスマーチに参加することは許さん」
「そんな掟もないだろう?」
「なぜ?・・・」
なぜそのことを知っている?抜け人が教えた?いや、やつは知らないはず・・・
「なぜ知っているかだって?エルフのトップに直接聞いたからだよ」
「なんだと!貴様いつ大森林に・・・」
大長老に会っただと・・・いつだ?見張りを置いていたのに?こいつのはったりではないか?
「さぁ、そちらのどうする?」
「どうするだと?・・・」
「俺たちヒューマンと共に戦うかだ」
バルスは狼狽した。こちらは20人ほどしか連れてきていない。大森林にはヘビーが20人、ミドルが250人いるが相手は500人を率いているここで戦いを選べば、自分が死ぬ可能性が高いことがわかったっているからだ。
「バルス様・・・」
「バルスどうする?」
バルスは頭をフル回転させて、この場をうまく立ち回ろうとした。しかし
「我らはミドル250人はヒューマンの提案に乗ろう」
大森林からミドルのやつらは出てきた。
「貴様ら勝手に」
「これはエルフ存亡の危機。掟にはその場合は各々が自分の生き様を決めることができる」
「ぐっ・・・」
その通りだ。
「だから、我らはヒューマンと共に戦うことを決めた」
「「「おおおーーー」」」
ミドルたちは雄たけびを上げていた。ライトもミドルも私に許可なく・・・
「私はドワイドバースの末裔の純血の―――」
「そこまでにするのじゃ」
振り返るとそこには大長老ドワイドバースがいた。




