彼はお土産を持って帰ってきた
俺は馬車の集団を引き連れてフローデン大森林に戻ってきた。
「どこ行っていたのよ」
「説明はあとで」
「後って、あのねぇ」
エリスは呆れたような表情をした。
「今、必要な物を持ってきたぞ」
馬車の後ろに連れていき、荷物を見せた。
「ちょっとこれ・・・」
「食料です。どうして・・・」
みんなは俺が大量の食糧を持ってきたことに驚いていた。
大森林でみた男はエリスを排除したがっているのはわかった。そしてこの男は狡猾に攻めてくることも。
エリスの友達の話を聞いて、兵糧攻めをしてくると思った。だから伝書鳩で食料の運送とエルフとの貿易を調べて欲しいと伝えた。今まで全員を満たす自給率を持っていたのに減らされた分がどこに行くかが気になったからだ。
次の日、来た返事で案の定、エルフとの貿易は近年拡大していると書いてあった。そこでエルフの里に侵入し大量の魚の骨と酒瓶を見つけた。そして、大長老に会いいくつか確認して、戻ってきた。アクアプリズンされた後、簀巻きにさるとは思わなかったが
簀巻きでいると侯爵から食料を送ると返事が来た。俺は食料を運ぶ人たちが襲われることを危惧して迎えに行ったのだ。
「何、ぼうっとしているのよ?」
「いや、なんでもない。ティアこれで足りるか?」
ティアは泣いていた。
「えっ?どうした?」
「色んな感情か入り混じって、自分でもわかりません」
「ごめんな」
ティアを慰めるべく、頭を撫でた。
「今度は、ちゃんと断っていてからにしてください」
「ああ」
「さぁ、料理をはじめしょう」
ティアは何事もなかったように支度を始めた。
「300人分も作るので、皆さんも手伝ってくださいね」
「「「はい」」」
みんなやる気満々だな。
「カズさんにも手伝ってほしいことがあるんです」
「任せろ。何をすればいい?」
小麦粉を渡された。
「これをおねがいします」
「あの・・・」
「なんでしょうか?」
「1つづつにしてくれるとありがたいのですが・・・」
1㎏の袋を15袋を渡されて、腕がぷるぷるしていた。
「頑張ってくださいね」
ティアはミリスに指示するために行ってしまった・・・俺1人でこれ全部こねるの?




