表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/189

罪悪感(ミリス視点)

今、ウチの目の前には、エリスがいる。ウチたちが裏切ったエリスが・・・


「「・・・」」


謝らないといけないのはわかっている。だけどなんて言ったらいいのか、わからなかった。それはロエナも同じようで口を固く閉じていた。


「あの・・・」


「今は食べることに集中したら?お腹が空いているのでしょ?」


「はい・・・」


ウチたちは黙々と食事をした。


「これって魚?」


エルフにとって高級品である魚があった。


「そうよ」


「こんなご馳走食べれないよ」


するとエリスが少し笑って


「この魚は鹿一頭の100分に1の値段のものよ」


鹿の100分の1!エルフの里ではとても考えられなかった。


「だから、遠慮なく食べて」


「「うん・・・」」


ウチたちは魚を食べようとしたが、食べ方がわからなかった。


「仕方ないわね。ティア」


「わかりました」


エリスがウチの魚を、ユースティアさんがロエナの魚を骨を取って食べやすくしてくれた。その魚を口に入れた。


「「おいしい・・・」」


サクッとしてて、油がのっている。塩加減もほどよくとてもおいしかった。


「ティアもう一匹ずつ焼いてもらえる?」


「いいですよ」


ユースティアさんがもう一匹焼いてくれた。今度はショウユという黒い液体をかけて食べた。とてもおいしくてウチ的にはこちらの方が好みだった。


「じゃあ、俺たちは上にいるから・・・」


エリスの仲間はウチたちが食べて終わった食器を片付け終えたら、上に行ってしまった。正直いて欲しかったが、そんなこと言えなかった。


「で?何があったの?」


エリスを裏切ったときのことを聞かれている。


「「ごめんなさい」」


ウチたちは椅子から立ち上がり、頭を下げた。


「・・・」


しばらく、ウチたちは頭を下げ続けた。何を言われるかな?殴られるのかな?内心エリスの次の行動に戦々恐々とした。するとエリスは口を開いた。


「私が聞きたいのは、なんでそんな姿なのかっていう話なんだけど?」


?何を言っているか、わからなかった。


「2人とも麻の服にボロボロの靴、何より私と最後に会った時と姿が変わっていないじゃない」


「「!」」


ウチたちを心配してくれている?裏切ったウチたちを?


「・・・聞かせて頂戴。何があったのか。噓偽りなくね」


「ウチたちを責めないの?」


「それはこれから2人の話によるわね」


エリスが話を聞いてくれる・・・。こんなことは予想していなかった。良くて罵倒、最悪殺されると思っていた。しかし、エリスがそれを望むなら誠意をもって話そう。あの時何があったか。エリスがいなくなって、エルフの里がそうなったかを。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ