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足止め

「この速さ、馬に乗っているな」


こちらより追っ手の方が早いな。このままでは追いつかれるな。


「アニキ、どうしよう?」


「アレクセイお前に頼みがある」


「う、うん、任せて」


しばらくして追っ手が現れた。


「お前たちが―――」


「お前たちがわしの宝石を盗んだやつらか?」


切れ目の男に割り込んできた小太りでハゲた男は叫んでいた。


「ああ。そうだ」


俺はティアにアイコンタクトした。


「ここにあるものですね?」


ティアは宝石の入っていた箱を見せた。


「まさしくわしの宝石箱だ。返せ」


「返す気があると思うのか?」


「盗人猛々しいとはまさにこのこと。お前たちやってしまえ」


「おい、あいつら美人じゃないか」


「しかも1人は巨乳だぜ」


「こっちはエルフだぜ」


「お頭、こいつ噂のヒモ男じゃないですか?」


「ああ、特徴が一致するな」


犯罪界でも噂になっているのか。


「子爵様、この女たちを好きにしていいですか?」


「宝石箱を回収できた者に許そう」


「やる気がでてきたぜ」


「エリス、ティア。雑魚は任せるぞ」


「了解」「お任せください」


「小僧、お前その槍はなんだ?」


「何?俺の武器だが?」


「おい、誰かこいつに槍を貸してやれ」


周りのやつは笑っていた。


「残念ながら俺は金属には触れられないんでな」


「あ?なんだそれ?」


「ぼくは重いものは持てませんってやつか」


大笑いし始めた。油断している今やるか。俺は鋭い突きで切れ目を攻撃したが避けられたので、蹴り飛ばした。


「「「お頭」」」


部下たちは驚いているようだ。


「バストール。何を遊んでいるんだ。早く殺せ」


「すみません。この小僧、少しデキるやつみたいで」


「なんだと・・・」


「俺はグレッグ・バストール。小僧名前は?」


「俺はトージョー・カズマサだ」


「その名前・・・勇者か。なるほどな」


「勇者だとなぜここにいる?レファンやメラーゼに行ったと聞いているが・・・まさかわしの計画が露呈したというのか?」


だから違う。もういいや訂正するのも面倒だからいいや。


「バストール、その勇者は必ず殺せ」


「御意」


バストールの突撃に右に避けた。こいつがエリスやティアに向かったら倒されるな。俺はバストールと戦いながら2人と離れていった。

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