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各ゾーンの区別

「アニキはどこ出身なの?」


「地球っていう異世界からだ」


馬車は3人乗りなので俺とアレクセイは馬に乗っていた。4頭の馬がいて助かったな。


「すげー、アニキは勇者なんだね」


アレクセイは目を輝かせていた。


「元な。その称号ははく奪されたからな」


「なんで?」


「聞かせる話じゃ―――」


「お願い聞かせて」


アレクセイが食いついてきた。これは言わないと追及し続けるパターンだな。


「わかった」


俺は道中アレクセイにこれまでの話をした。


「アニキの人生は波乱万丈なんだね」


「本当にな」


ボス、お前も聞いているんかい。まぁいいけど。


「俺の人生21年より濃厚だな」


21⁉30以上かと思ってた。


「おじさんは何していたの?」


ボスが21と言った後におっさんよばわりとは少しボスに同情した。


「おじ・・・まぁいい。俺は軍にいたんだよ。インディゴゾーンにいた」


「藍軍にいたんだ」


「そうだ。パープルゾーンより楽と聞いていたが・・・あそこは地獄だった」


ボスは昔を思い出しているようだ。


「アニキなら、楽勝だよね?」


「いや、厳しいだろうな」


「アニキ、こんなこと言われて悔しくないの?」


アレクセイはボスにたいして辛辣だな。


「体験してきたやつが言っているんだ。俺では厳しいんだろう」


「そ、そんな・・・アニキでも無理だなんて・・・でも、インディゴゾーンは20歳以上の軍人または犯罪者くらいしか送られないところだか大丈夫だよね?」


入るためには制約があるのか?これは知っておく必要があるな。


「他にゾーンにも制約はあるのか?」


「ああ。レッドは犯罪歴があると入れない。オレンジ、イエロー、グリーンは比較的自由で誓約はない。ブルーは軍人なら少尉クラス以上、冒険者ならグリーン以上ないと入れないな」


俺は今ブルーだからブルーゾーンにじゃ入れない・・・なんかややこしいな。もっとわかりやすくしてほしかったな。


「それでパープルは処刑地だ」


「え?・・・」


「パープルゾーンは半島で一本の街道で繋がっているそうだ。そこに重大犯罪者を送り込むんだが生きて帰ってきたやつはいなんだそうだ。紫軍に所属は死亡率の高さから『死軍』なんて呼ぶやつもいるくらいだからな」


それは恐ろしいな。アレクセイが震えているのが伝わってくる。


「藍軍にいたわりにはあまり強くなかったなあんたは」


「俺の場合は左遷だからな。さっき階級で決まるってこいつは言ったが、あれは建前で実際は下士官でも送られるやつはいたからな」


どの世界にも不合理なことはあるんだな。


「だから、アレクセイお前は軍人にはなるなよ」


「うん・・・」


「話がちょうどいいところになったから言うが敵襲だ」


こちらに向かってくる連中がいるな。さてどうしたもんか。

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