小屋にあったものは・・・
「といわけだ。エリスはどう思う」
ボスの話をエリスに聞かせた。
「罠じゃないの?」
やっぱりそう思うか。
「だが、何もできない牢獄に入れると言った相手にそんなことを言えるか?」
「たしかに、ていうかマジックボックスってそんな能力あるのね」
エリスはマジックボックスを警戒していた。
「安心してください」
「あ!嘘なのね」
エリスはホッとしていた。
「いえ、本当に試したことないのでわかりません」
「・・・それ近づけないでもらえる」
エリスはマジックボックから距離をとった。
「この先か?」
「ああ、そうだ」
サーチによるとここには魔物がたくさんいるな。
「ここには魔物がたくさんいるが?」
「ああ子爵がマジックアイテムで操っている魔物だ」
「そんなものがあるのか?」
エリスとティアは首を振った。まぁ倒せばいいか。
「魔物は倒すと子爵に伝わるらしいから、倒すなよ」
まじか。危うく倒すところだった。
「じゃあ、俺1人で行ってくる」
「気を付けてね」
「ご武運を」
「生きて帰って来いよ」
なんでお前までおれの心配しているんだ?まぁいい。行くか。
サプライズのおかげで魔物に気づかれずに小屋に着くことができた。
「サーチ」
ここには2人いるのか・・・
俺はドアをノックした。
「やっと交代か。待ちくたびれた―――」
不用心に出てきたやつを気絶させ、侵入した。
「もう1人はこの部屋か・・・おい、交代の時間だ」
ドア越しに声をかけても何の反応もなかった。仕方ない強行突破するしかないな。俺はドアを蹴破りるとそこには
「ひぃぃぃ」
男の子がいた。なんで男の子がここに?・・・人質か?
「君大丈夫か?」
「大人しくしているから殴らないで」
男の子は身を守るように体を丸めていた。とりあえず落ち着かせないと。俺は槍を置いて手を挙げた。
「ほら、武器は持っていないぞ」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
仕方ない、あの作戦でいくか。
「これなら、君を危害を与えられないだろ」
俺はブリッジをした。これなら殴ったり、蹴ることができないと子どもでもわかる最強の体勢だ。
「・・・何やっているの?」
そして引かれる最悪の体勢でもある。しかし、少し落ち着いたみたいだな。
「俺はトージョー・カズマサだ」
「あ、普通にしていいよ?」
それはありがたい。この体勢かなり辛いからな。
「ぼくはアレクセイ・アームストロング」
「すごい強そうな名前だな」
「名前負けしているってよく言われる」
どうやら地雷ワードのようだ。
「アレクセイ、この小屋で入っちゃいけないって言われた部屋はどこにある?」
「それはここの反対にある部屋だよ。間違えて部屋に入ろうとしたら―――」
その時のことを思い出したのか震えていた。
「思い出させてごめんな」
「ううん、いいんだ」
俺はアレクセイと一緒に反対側部屋に入った。しかし何もなかった。
「何もないね」
「いや、家具が1つもないのは不自然だ。床に何か―――」
床を外すと金塊と銀塊、宝石箱が出てきた。
「すごいお宝だね」
アレクセイは少し興奮しているようだった。書類はここにないのか?俺は今度は壁を調べた。
「見つけた」
壁を引き剝がすと紙束が出てきた。
「よし、これで目的は達成だ。いくぞアレクセイ」
「え?お宝は持って行かないの?」
「そんな重いもの持って移動はできない。諦めろ」
「わかったよ」
ん?待てよ。
「宝石箱は持っていこう」
「いいの?」
「ああ、それは軽いからな」
これで敵が賢かったら、足止めまたは、戦力分散ができるはずだ。
「手を握ろう」
「うん」
「サプライズ」
これでティアたちと合流出来れば完了―――何!
ヘビがアレクセイに襲い掛かろうとしていたので庇った。
「トージョーさん」
「大丈夫だ」
「でも噛まれて・・・」
サプライズしていたのになんでだ?
「サーチ」
魔物がこちらに向かってきている?行きは平気だったのにまさか・・・
「アレクセイ、捕まった時何かされたか?」
「殴られたり―――」
「いや、暴行とか暴言以外でだ」
「そういえば、食事に何かかけられたよ。パンとか湿ってて美味しくなかったし」
それが原因で寄ってくるわけか。
「アレクセイここからは別行動だ」
「そんな」
「お前は先に行って俺の仲間を呼んできて欲しい」
「でも・・・」
「頼んだぞ」
「・・・わかった。気を付けて」
ぐっ。毒のせいで視界がぼやける。これはやばいかもな。




