プランK
俺たちは路地裏にいた。あのエルフを探しに。そして見つけた。
「こんにちは、今日も猫探しですか?」
「・・・」
「あのー、少しお話しませんか?奢りますので」
ティアを無視してエルフは去って行った。
「ダメだったか」
「すみません」
「いや、予想はしていたから気にするな」
さて、どうしたものか・・・
話は昨日の夕飯の時に遡る。
「ぼく、もう寝るね」
お腹がいっぱいになったジャックは寝室に行った。
「さて、2人はいつまでこの町にいるつもりかね?」
「特に決めてないが」
「悪いことはいわない。君たちも早くこの町から出て行った方がいい」
「何か理由でも?」
「この町をみてどう思った?」
「正直今まで訪れた町で一番さびれているな」
「そう、この町はオレンジゾーン地域で魔物が比較的弱い。だから人が集まってもおかしくない。この町は何かある」
なるほど、たしかにエバンスさんの言うことは理にかなっているな。
「それにここの領主は好色家らしい」
エバンスさんはティアをちらっと見た。
「でも、領主は貧乳派らしいからユースティアさんは大丈夫ね」
「え?あ、はい」
エレンストさんに言われ、ティアが顔が赤くなった。
「それは安心?ですね」
「ああ、ユースティアさんがもし貧乳でエルフだったら大変だったな」
「あなた、セクハラですよ」
「ああ、すまない」
「仕方ないプランK開始する」
「はい、頑張ります」
これより陰ながら護衛の始動だ。
「そんなことしなくていい」
いつの間に!まぁいい。
「ここの領主が君を攫うかもしれないんだ」
「そう」
エルフは意に介していないようだ。
「怖くないんですか?私たちが助けますよ」
「今までも平気だった。だから大丈夫」
エルフは走って行ってしまった。
「カズさん・・・」
「家に戻ろうか」




