投資
「「「乾杯ーーー」」」
俺たちは夕暮れになるまで戦かった。そのおかげで結構な金額を手に入れた。
「いやーご飯がうめぇ」
「本当ね」
「ハグハグ」
Cランクのみんな美味しそうに食べていた。今ティナの家でみんなと食事をしていた。
「東城氏、ありがとうでござるよ。これで当分飢え死にしないですむでござる」
「気にするな。で、お前たちはこれからどうする?」
いざとなれば俺たちが一緒に・・・
「心配ござらん。案はあるでござるよ」
「それはなんだ?」
今日見た状況だと正直、彼らだけで冒険は厳しそうだが・・・
「拙者たりは商売をやるでござるよ。倉持氏」
「私は石鹸やシャンプーなど作りだせる≪清潔魔法≫を使えるわよ」
倉持は手から石鹸を出した。
「これを元手に稼いで拙者の≪製作≫で日本も者を色々作って生計を立てる計画でござる」
なるほど、それなら大丈夫そうだが
「倉持、お前一日何個作れるんだ?」
「え?えっとー20個?」
一日20個は少ない。6人だと厳しいだろう。俺はティアに目配せした。ティアは頷いてくれた。
「これをどうぞ」
ティアは父親からもらった金貨袋をテーブルに出した。
「これは・・・」
「これをお前たちにやる」
「「「え?」」」
「これを元手に商売をしろ」
「しかし・・・」
こんな大金無条件では受け取らないか・・・なら
「なら投資ってことでどうだ?」
「投資でござるか?」
「ああ、商売が上手くいったら返してくれればいい。どうだ?」
「その話、乗ったでござる。いつか2倍いや10倍にして返すでござるよ」
「そうか期待しているよ」
「さて、拙者たちはお暇するでござる」
「泊っていかないのか?」
みんなが無言になった。
「それは・・・なぁ?」
「やめておくよ」
「はぁー」
みんなに拒否された。倉持なんてため息までされた。
「あんた、苦労するわよ」
「はい、そうですね」
「東城あんた、皿洗っといて」
「え?みんなが帰ってからやろうと思っていたんだが・・・」
「今すぐやりなさい」
そういうと女性陣は階段を昇って行った。
「拙者も手伝うでござるよ」
「俺も手伝うぜ」
「僕も」
「ありがとう。俺が洗うから、新山はそこにある水を掛けてくれてくれ。佐藤と小林は水拭きを頼む」
「「「了解」」」
8人分もあったが4人でやったのでそこまで時間はかからなかった。終わった後は談笑していると女性陣が下りてきた。
「じゃあ、私たちは帰るから」
みんなが帰り2人きりになった。
「あのカズさん・・・」
「どうした?」
なんかティアがそわそわしているな。
「あの私と・・・」
ベルが鳴った。誰か忘れものでもしたのかと開けたら違う人たちがいた。




