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酔っ払いの通行止め(誘拐犯視点あり)
「カズさん、避けましょう惹かれてしまいます」
おかしいあのスピードあれはあまりにも速すぎる。あれでは馬車乗っている人が怪我する可能性がある。
「・・・」
もしかしてあれは・・・
「カズさん?」
「ティア、やってほしいことがある」
「・・・なんでしょうか?」
俺はティアに作戦を伝えた。
「貴様ら邪魔だ」
馬車の集団は道を塞いでいる2人を前に止まった。
「あ?すみませーん」
男の方は酒に酔っているようだ。
「あなた、しっかりして」
「おれはちゃんとしてるつーの」
ふらふらで彼女に支えてもらっている状態で説得力がなかった。
「申し訳ございません。道を塞いでしまって」
「そうだ。我らを誰だと思っている。この赤い鎧が目に入らないのか?」
兵士は赤い鎧を見せつけるようにカップルに近づいた。
「あ?りっぷなよろひですね~」
(こいつここまで匂うほど飲んでいやがる)
「赤軍様、今どきますのでお許しを」
彼女は彼氏を道から外れた場所まで移動させた。
「・・・酒の飲み過ぎはするなと彼氏に言っておけ」
「はい、ありがとうございます」
馬車の集団は再びスピードをあげて去って行った。
「どうですか?」
「ああ、ばっちりだ」




