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カオスゲートとデスマーチ

「はぁーーー」


「ファイヤー」


俺たちは次の街に行く道中魔物と戦っていた。


「カズさんはすごいですね。『ランスブレッシング』なしでその槍さばきは見たことがありません」


「元の世界で鍛えられてたからな」


ティアとの連携も上手く行き始めていたが、穂先が石で柄は木の槍はすぐに壊れてしまうのがネックだった。


「カズさん、お水です」


「ありがとう」


ティアは『水魔法』と『火魔法』のファタスを使えるため綺麗な水が飲めるのはありがたかった。


「では、私もいただきますね」


水筒が1つしかないとはいえ女性と関節キスは照れるな。


「どうしました?」


「あ、いえ」


動揺していることを悟らせないようにしないと。


「しかし紫の魔石ばっかりだな」


そう、魔物を倒しているが紫、Fランクの魔物ばかりだった。


「ここアルコバイン地方は比較的魔物が弱い地域なんですよ」


まぁ、首都が近くにあるからそうなるよな。


「例外はありますけどね」


「といいますと?」


「『カオスゲート』『デスマーチ』は知っていますか?」


「いや、俺、魔王を倒すことくらいしか聞いていないんだ」


その後、ランク付けされて諫言して吹っ飛ばされたからな。


「では魔物とはどうやって生まれるか知りませんよね?」


「普通に雌が子どもを産むんじゃないのか?」


「いえ、魔物はこの世界ガファストリアでは子どもを産まないと言われています」


「じゃあ、どこで?」


「魔物は魔界によって増えると言われています」


鮭が海では卵産まず、川で産むみたいなものか?


「その魔界から魔物現れることを『カオスゲート』と呼びます」


「じゃあ、『デスマーチ』は?」


「魔王をはじめとする多くの魔物が現れる現象のことです。この被害で数百下手をすると千を超える死者がでたこともあるそうです」


まさに死の行進だな。


「魔王は城に住んでるじゃないのか・・・」


「カズさんの世界ではそうなのですか?」


「いや、俺たちの世界には魔王も魔物もいないんだ。創作上で魔王は城にいることが多く描かれているもんで勘違いしちまったんだ」


「それはいい世界ですね」


「そうだな」


日本だと山や海でも行かない限り危険な生き物には遭遇しないからな。


「しかし、いつどこでデスマーチが起こるかわからないってことだろ?」


「いえ、王宮お抱えの≪予言≫が使える人たちがデスマーチの出現予想地域を調べ、国民に知らせる仕組みなのです」


「的中率は高いのか?」


「すみません、前に起きたのは随分昔の話なので・・・」


それじゃあ、デスマーチ体験している人はいないということか。


「ん?なんだこの揺れは?」


どこから地響きを感じた。まさかもうデスマーチ来たのか?


「カズさん、あれを」


ティアが指さした先から馬車の集団がやってきた。

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