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とある女子高の昼休みの会話 7

強い日差しに、青々とした空に遠く流れる雲。もうすっかり夏ですね。暑い日差しに照らされて少し焼けた笑話さんと穂花さん。でも何故か玲奈さんだけ白いままですが・・・。


「私、日に焼けないのよ」


うわぁ、驚いた。玲奈さんが私に話しかけて来ました。僕の声が聞こえてるのでしょうか?


「玲奈、誰に話してるの?」


僕の声が聞こえない笑話さんはどうしたんだろうと不思議な顔をしています。それにたいして玲奈さんは


「独り言よ」


っと、相変わらず無症状で答えました。独り言にしては随分タイムリーな返事でしたが(汗)

玲奈さんの発言に、玲奈さんとは正反対で表情豊かな笑話さんは笑いながら


「あはは、玲奈が独り言だなんて珍しいわね。それより私今日さ、最強の食器って箸だって気づいたのよ。はしって偉大な発明だと思う」


っと、いつものように自分から率先して話題を作ります。


毎度突然話が変わる笑話さん。つい数秒前までおかずの話をしていたのに。でもそんな笑話さんにもう慣れた穂花さんはももう動じません。


「なんでー?」


っと、とりあえず返事だけしてみる。


「だってあれよ、食事中に襲われても武器になるのよ?」


笑話さんががいつも通り真面目な顔で話すため、穂花さんは食事中に武器が必要だなんてなんて楽しそう?っと笑話さんの話をいつも通り斜め上の思考で聞いていました。


「あれ?ナイフとフォークのほうが強くないの?」


おお、穂花さんが笑話さんの発言に珍しく異論を唱えましたね。笑話さんはこの異論に動じることなく自信に溢れた様子で


「私もね、最初はそう思ったのよ。でもあらゆる状況を想定したら箸が一番だって気づいたのよ」


っと、言いました。笑話さんの自信に溢れた話し方に穂花さんは笑話ちゃんがここまでいうんだから箸が最強なんだ。っと、そして笑話ちゃんの箸って鋼鉄で出来てそうっと思いました。


そして少しすると、穂花さんは笑話さんを心配していました。笑話ちゃんの食卓って食器を武器にしなくちゃいけないほどそんなに危険なんだ。っと。


心配している穂花さんと饒舌に話している笑話さん。


「それに、あれよ。菜箸なんてヌンチャクにもなるのよ?突然ヌンチャク出てきたらブルースリーだって真っ青よ」


笑話さんはそう言いながらエアーヌンチャクをしながらホアチャーとブルースリーのモノマネをしました。


それを見ていた穂花さんは突然どうしたんだろうと考えました。だて穂花さんはブルースリーという人物を知らなかったので穂花さんの頭の中では、ブルーは青い、スリーはさん、青いさんだって真っ青。と変換されてしまいました。だから


「確かに青すぎだね」


っと、言いました。


このやりとりを見ていた玲奈さん。楽しかったようで今日もほんの少しだけですが口元だけ笑いました。


そんなこんなで今日も楽しくお昼休みが終わりましたとさ


ちゃんちゃん。

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