表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

とある女子高の昼休みの会話 5

この5番目の記事はキナコミルクの話を書きたくて時系列的に会わないのに載せてしまっているので秋まで話が進みましたら5番からもっと後ろの番号に置き換えようと思います。




秋分の日も過ぎて少し肌寒くなりましたね。ここ聖マリークラレンス学園も長袖の子っと、いうよりがっつり寒さ対策をしている学生ばかり。スカートの下にジャージ、制服の下にもジャージ。この学園ではTPOさえわきまえればそれ以外はある程度の格好は許してくれるという校風のようです。


穂花さんもスカートと制服の下にジャージを着込んで防寒しています。でも笑話さんと玲奈さんは制服しか着ていません。寒くないのでしょうか?


「笑話ちゃんたち寒くないの?」


どうやら穂花さんも僕と同じ疑問を抱いていたようで質問しました。すると笑話さんは笑いながら


「あはは、私は北海道出身だからこれくらいで丁度いいかなくらいよ」


っと。笑話さんは相変わらず豪快に笑いますね。穂花さんはなるほどっと納得して次は玲奈さんのほうを向きました。すると玲奈さんは


「気合」


っと、ぽつりと一言だけ。


気合でどうにかできるなんて玲奈ちゃんはやっぱり凄いなっと穂花さんは思いました。


3人はお弁当食べ終わり、いつものように会話に花を咲かせようとした時です。


おや?穂花さんなにやらガサゴソとコンビニ袋を出しました。


どうやら今日は穂花さん、食後のデザートにショッピングモールで買ってきたキナコ餅を持ってきたようです。満足げに食べ終えるとそれを見ていた笑話さんが


「いいもの持ってきたじゃない。残ってるキナコ貰うわね。ちょっと行ってくるわ」


っと、穂花さんが食べ終わった後のタッパに残ってるキナコをもってどこかにいってしまいました。


数分後


「待たせたわね」


笑話さんが何やら湯気のたっているカップを三つ持って来てそれを穂花さんと玲奈さんに手渡しました。


「これなーに?」


穂花さんが尋ねました。すると笑話さんが


「飲んでみればわかるって」


っと、飲むことを進めました。だけど穂花さんは猫舌だったのでふーふーっと冷ましてからじゃないと飲めません。逆に玲奈さんは熱いものが平気なので平然と飲みました。すると


「キナコミルクか、初めて飲んだけどおいしいわね」


おお、玲奈さんが誉め言葉をいうなんて珍しい。玲奈さんの言葉を聞いた穂花さんは目を輝かせながらちょっと熱いのを我慢して飲みました。


「あっついよう。。。本当だ、おいしいね~。やさしい味だね~」


穂花さんもおいしかったようでなによりです。


「でしょ、おいしいしやさしい味でしょ?私も最近知ったのよ。あまったこのキナコ何かに使えないかなーって思ってたらココア見て思いついたのよ。ちょうど寒くなってきたしぴったりよ。そうだわ、今日からこのキナコミルクを流行らすわよ!」


笑話さんが熱弁しています。でも穂花さん冷ますのに夢中であんまり聞いてません。


「・・・、穂花。聞いてる?」


笑話さんが穂花さんが話を聞いてないことに気づいてしまいました。それに対して穂花さん


「ちゃ、ちゃんと聞いてるよ」


慌てた様子で弁明しました。聞いてないのがばればれですね(笑)穂花さんらしいです。


おや?普段無表情な玲奈さんが穏やかな顔をしています。


「とても落ち着くわね」


っと、玲奈さんが言いました。穂花さんも


「落ち着くね~」


っと、頷きました。笑話さんも自分のカップに口をつけて


「そうね」


っと、言いながら笑話さんにしては珍しく上品に口元だけ笑いましたとさ。


そんなこんなで3人は暖かい優しい味で和みながら昼休みが終わりました。


ちなみにこの飲み終わったカップは最後に穂花さんがジャンケンに負けて洗いに行きましたとさ。


穏やかな時に穂花さんが90%の確立でグーを出すと分析されてしまっているのでした。


ちゃんちゃん。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ