8/11
07.友情、愛情
秘密って何だったんだろ…
「ふわあぁぁぁ…」
考えてたら眠れなかった…
「あら、美緒寝不足?最近は変な病気とかが流行るらしいから。しっかり寝なさい?」
「うん…」
…今日、行く時にでも聞こうかな。
でもそんな立ち聞きみたいな事してたなんてね。
「美緒ー!」
「あら、詩緒里ちゃん。来たわよ!」
「あ、うん。」
まあ、秘密なんてしょせん。
親にばれたらまずいとかその程度だよね。きっと。
あーあ!考えて損した!もうやめよう!こんなの!
「今行くー!」
美緒はバックを持ち、玄関で靴を履いて外に出た。
「お待たせ!」
「じゃあ行こっか!」
「うん!」
よし、絶対に聞かないぞ!
「「…」」
うわ、空気悪っ
「あ、あのさ詩緒里…」
絶対聞かない。
「え?」
「私たちに秘密事とか…」
絶っ対!聞かない!
「隠し事とかしてない?」
私のバカー!!なにストレートに聞いてるのよ!
「…あ…」
「…」
「あるわけないじゃん!幼馴染にはなんでも話すって!心配しないで!」
「そ、そう?ならいいんだけど…」
「そうだよ!さっ!行こっ!」
「うん…!」
…良かった。何もなくて。
でも、私の気のせいだろうか。
あんなにも、詩緒里の目に、本心ではなく、嘘の目をしていたと思うのは。




