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02.バレンタインデー

「ルンルーン♪」

私は、今、ごきげん最高!

なぜかと言うと・・・今、バレンタイン用のクッキー作ってます!

実は私・・・本命できました!

「龍牙へ♡」

「きも・・・」

なんて・・・そんなの冗談ですが・・・

「う、うるさーい!」

ゴツッ

私が龍牙を投げ飛ばした

「いってえな・・・」

「う、うるさい!そもそも全部、龍牙達のせいでしょ!」

「んでだよ・・・」

「はあ!何言ってるのよ!」

「っていうか、それ、優に言えよ・・・」

「もう!」

実は、あの後・・・

『なあ、こんなゴテゴテじゃだめじゃね?』

『・・・え?』

『よし!じゃあ、美緒係は龍牙で、詩緒里係は晴樹な?』

『『『『はあ⁉じゃあ優は⁈』』』』

『試食係!』

『お前(優)もちゃんとやれ!(やってよ!)』

『じゃ、じゃあ、回るから!怒るなって!』

というわけで・・・今クッキーを頑張ってるという所・・・

「とにかく食べてみてよ!作れって言ったの龍牙でしょ⁉」

「はあ⁉意味わかんねえ。ってか優は?」

「え⁈知らないよ!詩緒里係じゃない?」

「あっそ」




「詩、詩緒里・・・それ・・・」

「あ・・・」

「何やってんだよ⁉砂糖と塩間違えるとか、漫画チックすぎだろ⁈」

「だってー!」

「てか普通、冷凍するの忘れるか⁉」

「う、うるさい!だって・・・優が早く来いとかいうから・・・」

「あー!もう分かったから!ってか・・・優は・・・?」

「知らなーい!美緒の所じゃない?」

「ふーん・・・」

「ねえ、ちょっと美緒達の所行かない?・・・」

「いや、それ、逃げるためだろ?」

「ち、違うよ!」

「・・・好きにすればー」

「好きにしますー!」

詩緒里はベランダにでて、優の部屋まで叫んだ

「「優ー!」」

・・・あれ?今、声が重なったような・・・

気のせい?



「あれ?今、声が重なんなかった?」

「そうか?」

「ていうか、それよりクッキー味見してみてー!」

「・・・ああ・・・」

龍牙はクッキーを一枚食べた

「・・・どう・・・」

美緒は息をのみ龍牙に聞いた

「・・・あ、意外にいける」

「ほ、本当⁉」

「・・・」

「龍牙・・・?」

「あと・・・もう一つ・・・はっきり言っていいか?・・・」

「え・・・う、うん・・・」

「これ・・・美味しいっていうか・・・何か・・・」

「・・・?」

「なんていうか・・・普通っていうか・・・」

「へ・・・?・・・っていうか・・・バレンタイン・・・クッキー・・・どうせ渡す人もいないし!今年も詩緒里達と食べるか・・・」

「・・・じゃあそれ、俺にちょうだい」

「・・・え?別にいいけど・・・いつもあげてないっけ?詩緒里達と一緒に?」

「今年は、俺だけにちょうだい。」

「・・・え・・・」

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