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六話 無題

 ……ん? 終わった? あ、そう。終わったんだ。

 いやー、でも、虚構の女に熱を上げるっていうのもよく分からない話だねぇ。

 現実の女性の方が良いに決まってる。虚しくないのかなぁ実際。それで死んでちゃ元も子も無い。馬鹿な男だなぁ。

 まぁいいか。よーし、それじゃあ話すぞー。

 

 

 この前、朝方バイクでそこらへんを徘徊してた時にね、UFO見たんだ。

 そのUFOがさぁ、すごい面白い動きをしてね。

 こう……ガッ、ガッ、と……。

 UFOなんて早々見れるもんでも無いし、僕は面白く思ってそれをずぅっと見てた。

 そしたらさぁ。夜になってた。不思議だよねぇ。

 

 

 

 ……。

 

 

 ……。

 

 

 

 何藤谷君。そんな真剣な顔をして俺を見て。

 えぇー? 何々。「話の続きを待っているんです」、だって?

 何を言っているんだ藤谷君。僕の話はもう終わったよ。

 

 

 

 ……。

 

 

 ……。

 

 

 

 あぁそうか蝋燭を消してないからまだ話は終わってないと思ったんだね?

 しょうがないなぁ。察しの悪い藤谷君のために蝋燭を吹き消してやろう。

 ほらどうだ。消したぞ。ほらほら次行く次。

 ん? ふざけるなって? 何を言っているんだ桐沢君。僕はなんらふざけていないぞ。

 どうでもいいけどさっさと先行けよ先。めんどくせぇなぁ。ほら! 石戸谷! 次だ次!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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