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ゴミ
それは月が明るい夜中のこと。
ガタガタガラクタの山の山頂で、ゴトゴトゴトリと首がもげた。もげた頭は所詮僕らはガラクタなんだとぼんやり思って、ゴミもしくはその他あるいは可燃ごみという存在だと再確認した。インクの臭いがきつい赤色のペンで×がつけられて、寒くて暗いところに放り出されて、蹴られて踏まれてもがれてそれでぼろぼろだ。後に残るは灰だけさ。
ゴミ=可燃
(そういえば)(不燃物はどうなるんだろう。)
でもその灰はきっと大地に帰るのさ。
それは月が明るい夜中のこと。
ガタガタガラクタの山の山頂で、ゴトゴトゴトリと首がもげた。もげた頭は所詮僕らはガラクタなんだとぼんやり思って、ゴミもしくはその他あるいは可燃ごみという存在だと再確認した。インクの臭いがきつい赤色のペンで×がつけられて、寒くて暗いところに放り出されて、蹴られて踏まれてもがれてそれでぼろぼろだ。後に残るは灰だけさ。
ゴミ=可燃
(そういえば)(不燃物はどうなるんだろう。)
でもその灰はきっと大地に帰るのさ。
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